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近藤七段 棋王戦8強進出 快進撃の狩山四段を退け、勝率8割到達 9月中旬開幕予定の王将リーグにも参戦

スポニチアネックス / 2024年8月26日 19時6分

近藤誠也七段

 将棋の藤井聡太棋王(22)=王将など7冠=への挑戦権を争う第50期棋王戦挑戦者決定トーナメントは26日、東京・将棋会館で近藤誠也七段(28)と狩山幹生四段(22)が対戦し、近藤が93手で勝利した。ベスト8に進出し、次戦で三浦弘行九段(50)と豊島将之九段(34)の勝者と対戦する。

 振り駒の結果、先手は近藤になり、戦型は矢倉へ進んだ。飛先の歩の交換から3筋でも銀交換に成功。73手目に銀、77手目には金と、相手の歩の前へカナ駒を放り込んで2筋を突破した。中段へ引っ張り出した狩山王の背後へ飛車を成ると、狩山が投了を告げた。自陣は金銀3枚の囲いがきれいに残る快勝だった。

 予選で服部慎一郎六段(25)らに4連勝、挑戦者決定トーナメントでも1回戦で永瀬拓矢九段(31)を破って四段で唯一ベスト16に入った狩山の進撃を止めた。今年度成績を8勝2敗(未放映のテレビ対局は除く)と勝率を8割へ乗せ、9月中旬開幕予定のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグにも4期連続参戦する。

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