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森保監督 最終予選は「簡単ではない」 鍵は「想像力」

スポニチアネックス / 2024年8月27日 4時47分

W杯への思いを語る森保監督(撮影・西海健太郎)

 ◇サッカー日本代表 森保一監督単独インタビュー(2)

 26年W杯北中米大会アジア最終予選は来月5日に開幕する。8大会連続の本大会出場を目指す日本代表は29日にメンバーが発表され、5日にホームで中国戦、10日に敵地でバーレーン戦に臨む。絶対に負けられない戦いを前に、森保一監督(56)が本紙の単独インタビューに応じ、ここまでの道のりを振り返りつつ、W杯優勝を目指して戦っていくことを改めて宣言。日本全土を巻き込む躍進を誓った。 

そんな中で迎える最終予選。本大会の出場国が32→48に拡大され、それに伴いアジアも4・5→8・5と倍に増えたが、指揮官に油断はない。

 「周りの方からは“枠が広がったから、これまでよりも簡単にW杯に行ける?”と聞かれたりしますが、決してそうではない。枠が広がったことで、逆に“自分たちも行ける!”と強化が進んだ国も凄く多い。アジア杯を見てもらえればそれは明白。アジア全体のモチベーションがアップしているので、本当に簡単ではない。あぐらをかくとか、相手を見下すことは絶対にあってはいけない」

 初戦でオマーンに敗れるなど苦しんだ前回最終予選の教訓も肝に銘じている。

 「オマーンに勝てなかったのは、私の想像力の欠如だった。今回もそうですけど、あの時も直前に(東京)五輪があって、酷暑の中で6試合をこなし、メダルが届きそうなところまで、全身全霊かけて戦った。その後の2~3週間でメンタル、フィジカルをどこまで回復できるか。さらにこの期間に移籍する選手もいる。新シーズンに向け戦術的にも多くのことを詰め込まないといけない。そういったいろんな状況を、当時はまだ想像できなかった。ただ今回は一度、経験させてもらったので、前回から学んで、今持っているベストな状態でどうやって戦うかを想像して、力を発揮したい」

 決して同じ轍(てつ)を踏まない――。その言葉からは強い覚悟がにじんだ。 

 「大好きなサッカーに日本代表監督として携わらせていただけるのは、本当に幸せなこと。日本人である喜びを、幸せを持って、世界の舞台で戦わせていただける。私自身は代表監督として選手の価値を上げる、チームの価値を上げる、日本サッカーの価値を上げるということが、日本のためにつながっていくように、全力で言動していきたい。関心度を高めて、みんなの日本代表を応援してもらえるように。だから勝ちたいです」

 今夏の欧州選手権を制したスペインでは、イングランドとの決勝戦が視聴率78%を記録した。22年W杯では優勝候補のドイツ、スペインを次々に撃破し、日本中を熱狂させた森保監督。まだ見ぬ8強の景色、いやそれ以上の頂点を目指し、日本国民の期待を背負ってまずはアジアの戦いに挑む。

 ◇森保 一(もりやす・はじめ)1968年(昭43)8月23日生まれ、長崎市出身の56歳。現役時代は広島、京都、仙台でプレー。日本代表ではW杯米国大会予選など35戦1得点。04年1月に引退。広島の監督時代に3度優勝。17年10月に東京五輪代表監督に就任し、18年7月からはA代表の監督を兼任した。21年東京五輪は4強、22年W杯カタール大会は16強入り。

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