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新入幕・白熊 夢は同部屋の関脇「大の里とV決定戦」

スポニチアネックス / 2024年8月27日 4時41分

新入幕会見で番付表を手にする白熊(右)と師匠の二所ノ関親方(撮影・前川 晋作)

 日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の番付を発表した。日体大出身の新入幕2人が会見し、先場所十両優勝の白熊は同部屋で大学の1年後輩でもある関脇・大の里との優勝決定戦を夢見てさらなる精進を誓った。元学生横綱の阿武剋も大学同期の大の里との対戦を熱望した。 

 入門から2年かけての幕内昇進。白熊は茨城県阿見町で会見し、「小さい頃からテレビで見て憧れたところなので、素直にうれしい」といつも以上に目を細めて喜びを爆発させた。

 22年夏場所で初土俵を踏み昨年秋場所では同部屋で大学の1学年後輩にあたる大の里と十両に同時昇進。しかしケガなどもあって今年春場所では負け越し、夏場所も6勝9敗と伸び悩んだ。不振脱出のきっかけはライバルでも仲良しでもある大の里の初優勝。「このままじゃいけない…」と尻に火が付いた。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が「自分が見ている限りでも普段より倍はやっていた」と稽古量を増やし、師匠の胸も借りた。名古屋場所は12勝3敗で十両優勝。場所後も自発的に稽古をするなど相撲に対する姿勢は変わったという。

 会見では精神面でも支えてもらった仲間への感謝の気持ちも吐露。「一日でも少しでも早く追いつけたらいいかな。挑戦者の気持ちで臨み、いずれは大の里と優勝決定戦がしたい」と目を輝かせた。

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