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大谷との対決に注目! 本塁打数3位オリオールズのサンタンダーは悪球打ち 今季ボール球を10本柵越え

スポニチアネックス / 2024年8月27日 11時24分

オリオールズのサンタンダー(AP)

 オリオールズのアンソニー・サンタンダー(29)はスイッチヒッターで、ここまでアーロン・ジャッジ、大谷翔平に次ぐ38本塁打をかっ飛ばしている。一方で打率は・235と低く、出塁率も・302。悪球打ちの打者だからだ。今季のホームランのうち10本はゾーン外の球、つまりボール球である。

 元々、サンタンダーのボール球を振る確率はリーグ平均の28・5%を大きく上回る33・7%。それでもバットには当てていて、ボール球のコンタクト率は73・9%で、リーグ平均の57・8%よりもはるかに高い。空振り率は19・4%でリーグ平均の22・2%より下である。

 悪球に手を出すとなると空振りも多いかと思いきや、そうではない。スイッチヒッターでボールが見えやすいからだろう。ちなみに今季の左打ち、右打ちの成績はほとんど一緒。左打ちは打率・239、出塁率・301、長打率・524。右打ちは打率・222、出塁率・307、長打率・504である。

 ちなみに、しばしばボール球に手を出している印象の大谷だが、今季は必ずしもそうではない。大谷のボール球を振る確率はリーグ平均以下の26・8%だ。ボール球のコンタクト率は55・5%で、今季ボール球を本塁打にしたのは2本だけだ(23年は7本)。41本中15本がど真ん中と甘い球をきっちり仕留めている。27日から29日はドジャース対オリオールズ戦、大谷とサンタンダーのパワー対決が楽しみだ。

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