伊藤蘭「皆さんはそんなことはない！って言うけど」 デビューから“自然体”の50年「平坦な人生…」

伊藤蘭

　元キャンディーズで女優の伊藤蘭（69）が27日放送のTOKYO　FM「坂本美雨のディア・フレンズ」（月～木曜前11・00）にゲスト出演。デビュー50周年を迎え、自身の人生を「平坦な人生だった」と振り返った。

　伊藤は72年にNHKの番組をきっかけに藤村美樹さん、田中好子さんとともにキャンディーズを結成。翌73年に「あなたに夢中」でデビューした。「春一番」などヒット曲を連発し、78年に惜しまれつつ解散。昨年、デビュー50周年を迎えた。

　50周年ということもあり、2023年は忙しい1年だったという。「コンサートもそうでしたけれども、本も出して。初めてのエッセーで、従って自分を振り返るような時間がありましたね」と伊藤。「意外に自分では人に読んでいただくような特別なストーリーの、大きなギョッとするようなことが何もない、平坦な人生だったんだなと」と語り、「そういうことを言うと、皆さんはそんなことはない！って言うんですけど、私は当たり前に淡々と過ごしてきたような、振り返るとそういう感じがしますけどね。何があっても割とそういうふうに穏やかに受け止められてきたのかなと思いました」と続けた。

　パーソナリティーの坂本美雨は「芸能界の本当に濃い渦の中にいた時も、そんなに精神的に乱れたことはなかったですか？」と質問。伊藤は「そうですね、解散前の若いときが一番、自分たちのこれから行く先も含めて、解散することによっていろいろ悩んだ時期だったんですよね。それ以降は波風がそんなに立たずに過ごしてこられたかなと思っています。若いときが一番、思い悩んだりとかあったような気がしますね」と話した。