中日 首位・広島に逆転勝ちで連敗ストップ 高橋宏が11勝 石川昂が逆転の適時二塁打

＜中・広＞高橋宏（左）と石川昂は、お立ち台でドアラに腕を掲げられ笑顔を見せる（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　中日2－1広島（2024年8月27日　バンテリンD）

　中日は首位・広島と対戦し高橋宏斗投手（22）が先発登板。7回1失点の好投で11勝目を挙げた。打っては石川昂弥内野手（23）が逆転の適時二塁打を放ち高橋宏を援護。チームは連敗を2で止めた。

　先発投手の高橋宏は、初回、四球を一つ出しながらも無失点に抑える立ち上がり。3回、末包に左翼線を抜かれる適時打を打たれ今季広島戦初失点したが、その後はスコアボードにゼロを重ね、7回112球を投げ4安打6奪三振1失点で降板した。

　打線は初回、先頭の岡林が中前打で出塁すると、続く田中がきっちりと送って1死二塁のチャンスをつくる。しかし細川は見逃し三振、プロ初の4番に起用された川越は二ゴロに倒れ無得点。2回は3者凡退、3回も3者連続三振と、相手先発の森下を打ち崩せない。

　しかし0ー1で迎えた4回、1死走者なしで細川がこの日チーム2安打目となる内野安打で出塁。相手失策もあり2死一、二塁とすると、石川昂が右翼線に2点適時二塁打を放ち逆転に成功した。

　高橋宏の後を受けた救援陣が松山、マルティネスと無失点でつなぎ、競り勝った。高橋宏はリーグ2位の11勝目を挙げた。