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東京五輪ウガンダ代表セムジュ・デビッド 日本3戦目で石脇麻生に7回TKO勝利 「もっと上を目指す」

スポニチアネックス / 2024年8月27日 20時59分

新王者となったデビッド(左)

 ◇プロボクシング日本ウエルター級王座決定戦10回戦 同級4位・セムジュ・デビッド(中 日)《TKO7回1分55秒》同級1位・石脇 麻生(石 田)(2024年8月27日 東京・後楽園ホール)

 21年東京五輪ウガンダ代表で日本ウエルター級4位セムジュ・デビッド(31=中日)が同級1位・石脇麻生(25=石田)を7回TKOで下し新王者に輝いた。中日ジムでは90年の日本ライト級王者のドニー溝口以来、約34年ぶりの日本王者誕生となり「まず神様にありがとうと言いたい。うれしい」と白い歯をこぼした。

 1回から長いリーチを生かした左ジャブを的確に当てると、左右のアッパーで何度も相手の顔面をはね上げた。ガードの隙間から面白いようにパンチをヒットさせ、5回までジャッジ1人がフルマークをつける完勝ペース。7回には左目上を負傷した石脇にパンチをまとめ、傷の深さを見たレフェリーが試合を止めた。

 デビッドは22年にウガンダでプロデビューし、今年3月に日本デビュー戦では元WBOアジア・パシフィック・ミドル級王者の能嶋宏弥(薬師寺)に3―0判定勝ち。日本3戦目でうれしいタイトル獲得となり「もうここから止まらない。もっと上を目指す。いっぱいファンをつくって後楽園に呼びたい」と場内のウガンダ応援団に笑顔で応えていた。

 タイトル初挑戦となった石脇は5回に相手の有効打で左目上をカット。左右の強打を見せるも無念のTKO負けとなった。

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