巨人 逃げ切り勝ちで広島とゲーム差ゼロ再接近！ 浅野プロ初死球で打線着火、初回いきなり3得点

＜ヤ・巨（18）＞初回、モンテスの適時二塁打で三塁をまわり本塁へ向かう浅野　（撮影・西川祐介）

　◇セ・リーグ　巨人5―2ヤクルト（2024年8月27日　神宮）

　巨人は最下位のヤクルト相手に逃げ切り勝ちを収めて3連勝。貯金を今季最多タイの12に戻した。

　順位は2位のまま変わらないが、首位・広島が敗れたため、ゲーム差ゼロに再接近している。

　初回、打撃好調の2番・浅野が1死から左手首付近にプロ初死球を受け、痛みに悶絶。だが、これで打線に火がついた。

　続く3番・モンテスが左中間フェンス直撃の適時二塁打を放って浅野が先制のホームを踏むと、4番・岡本和は左翼線へ適時二塁打を放って2点目。2死後、6番・吉川も中前適時打で続いてこの回一挙3点を先取した。

　4回には1番・丸の右前適時打で1点、5回には岡本和の21号ソロで1点と着実に加点。先発右腕・山崎伊は5―0で迎えた5回に村上と沢井に適時打されて2点を失ったが、船迫、バルドナード、ケラー、大勢の継投で逃げ切った。

　山崎伊は5回で8安打を打たれながらも2失点におさめて2試合ぶりとなる今季9勝目（5敗）。2年連続2桁勝利に「あと1」としている。

　なお、浅野は死球後もプレーを続行したが、6回の守備からベンチに退いている。