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元東洋太平洋王者・和気慎吾 2回KO負けで引退示唆「やり切った」 16年以来の世界再挑戦意欲も

スポニチアネックス / 2024年8月27日 22時55分

敗れた和気(左)と試合後握手を交わす中嶋

 ◇プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦 中島一輝(大橋)○《2回2分11秒KO》●和気慎吾(FLARE山上)(2024年8月27日 東京・後楽園ホール)

 元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和気慎吾(37=FLARE山上)が同級王者・中嶋一輝(31=大橋)に2回KO負け。試合後は現役引退を示唆した。

 立ち上がりは華麗なフットワークを生かし上下にパンチを打ち分けたが、2回にコーナー付近の接近戦から左フックを被弾。離れ際にふらついた一瞬でたたみかけられ、左ストレートを浴びダウン。何とか立ち上がったが無念の10カウントを聞いた。

 21年11月のWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦で井上拓真(大橋)戦以来のタイトル挑戦に完敗。試合後は「僕が2回に倒して勝つと思っていた」と悔しさをにじませながら「今すぐには考えられないが、すっきりしている」と現役引退を示唆した。

 16年には世界挑戦も経験した37歳は世界再挑戦を見据えていたが「負けた自分の口から世界とは発せない」と話し「今回の試合に向けてやり切れたので悔いはない。19年間ありがとうございました」とすがすがしい表情で四方に頭を下げた。

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