DeNA・三浦監督 激高は「正直覚えてない」 “降板拒否”右腕の心情理解も「みんなで戦っている」

＜D・神17＞7回、険しい表情でウィックに交代を告げる三浦監督（撮影・沢田　明徳）

　◇セ・リーグ　DeNA―阪神（2024年8月27日　横浜）

　DeNA・三浦大輔監督が、27日の阪神戦（横浜）で珍しく激高した。

　5―2の7回無死一、二塁。この回から登板したウィックが中野に左前打を浴びて満塁とされた。

　右腕にしびれを切らした指揮官はベンチからマウンドへ。

　その途中でウィックが「ノー」と降板を拒否するような意思表示をすると、助っ人に向かって大きな声を上げて激高。降板を促した。

　監督就任以降、冷静沈着にマウンド上の投手を労うことが多かっただけに非常に珍しい場面となった。

　試合後、三浦監督は「正直覚えてないんです」と振り返り、「（ウィックの気持ちもわかるし。でもみんなで戦っている。あまり考えて行動していなかったけれど、ああいう形になった」と述べた。