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阪神・森下 先制打!犠飛だ!「2年目100打点」岡田以来43年ぶり快挙 得点圏打率セ・トップ.349

スポニチアネックス / 2024年8月28日 5時18分

<D・神>7回、森下は犠飛を放つ(撮影・沢田 明徳)

 ◇セ・リーグ 阪神4―10DeNA(2024年8月27日 横浜)

 3位・阪神は27日、4位・DeNAに4―10で敗れた。敗戦の中、3番・森下翔太外野手(24)が2打点をマーク。初回1死二塁で、初めて敷かれた「森下シフト」をかいくぐる中前先制打を放つと、7回無死二、三塁では中犠飛を放ち、ドラフト制以降の球団右打者では81年岡田彰布以来43年ぶり2人目となる「2年目100打点」に到達した。首位・広島との4ゲーム差は変わらずも、DeNAには2・5差に迫られた。リーグトップの得点圏打率を誇る勝負強さで、一戦必勝の戦いをけん引してくれ!

 試合後の森下は、絞り出した言葉に悔しさをにじませた。「切り替えて、(残り)2戦を勝たないと。カード勝ち越しは最低限だと思うので勝っていきたい」。チームは4位・DeNAに逆転負けを喫し、7月29日の2ゲーム差以来の3差以内に接近を許した。そんな敗戦の中、背番号1は先制打を含む2打点をマーク。ポイントゲッターとして、3番の役割を全うした。

 「先制のチャンスだったので、思い切ってスイングしていく気持ちだった。ああいう展開で、最初にヒットが出てバントして、という流れで点を取れたのはチームとしても理想的。継続的にやっていきたい」

 鮮やかな先制劇だった。先頭・近本が左前打で出塁し、中野が犠打で送って迎えた初回1死二塁。カウント1―1から大貫の外角直球を中前へはじき返した。DeNAの守備陣は遊撃・林が三遊間、二塁手・牧が二塁ベース後方を守る「森下シフト」を敷いてきたが、打球は、その狭いスペースを鋭く抜けた。7試合連続安打、3試合連続打点をマークすると、7回にも打点を積み上げた。

 「ヒットだったら2点が入って最高の結果でしたけど、最低限のことはできた。それでもヒットが打てるようにやっていきたい」

 節目の記録に到達する一撃でもあった。3点ビハインドの無死満塁。3番手・坂本に直球2球で追い込まれたが、続く3球目が相手の暴投を誘って、まず1点。なおも無死二、三塁。直後の4球目、真ん中低めチェンジアップに食らいついた。ライナー性の打球は惜しくも中堅・蝦名のスライディングキャッチに阻まれたが、これで今季59打点目。ドラフト制以降の球団右打者では、81年岡田彰布以来43年ぶり2人目となる2年目での通算100打点に到達した。

 「点を取れる選手というのはバッテリーとしても怖いと思うので、チャンスで回ってきたら、点を取る気持ちでいきたい」

 初回の一打で、得点圏打率もリーグトップ・349へ伸ばした。4位には2・5差に迫られたが、幸いにも首位・広島との4ゲーム差は変わらず。上だけを見据えて戦うシーズンも残り25試合となったが、まだ球団初のリーグ連覇の可能性は消えていない。一戦必勝の戦いを続ける猛虎には、頼れる背番号1がいる。(石崎 祥平)

 ○…森下(神)は初回の適時打と7回の犠飛で2打点。シーズン59打点目で、新人の昨季41打点とで通算100打点の大台に到達した。ドラフト制以降入団(66年~)の阪神選手がプロ2年目までに100打点到達は、81年岡田彰布130打点(54+76)、22年佐藤輝明148打点(64+84)に続く3人目で、右打者では岡田以来43年ぶり2人目。なお惜しくも2年目の大台到達を逃した阪神選手は、70年田淵幸一96打点(56+40)、17年高山89打点(65+24)、18年大山86打点(38+48)、20年近本87打点(42+45)らがいる。

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