大谷翔平 2試合ぶりマルチ安打で3年連続150安打も…ドジャースはオリオールズに惜敗で2位と3差

＜ドジャース・オリオールズ＞8回の第4打席で見逃し三振に倒れた大谷翔平（撮影・西尾　大助）

　◇インターリーグ　ドジャース2－3オリオールズ（2024年8月27日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が27日（日本時間28日）、本拠でのオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打で2試合ぶりのマルチ安打で3年連続シーズン150安打もチームはオリオールズに競り負けた。

　初回の第1打席は相手先発左腕・アービンの第1球、見送ればボール球という内角高めの速球を振り抜き、右前打にした。

　3回2死の第2打席もアービンの初球、内角速球を中前に運び2打席連続安打をマーク。これで3年連続となるシーズン150安打に達した。この回、ベッツの四球で二塁まで進むとT・ヘルナンデスの左前適時打で生還した。

　ただ、2－3と逆転された直後の5回の第3打席はE・ヘルナンデスの二塁打などで無死一、二塁と絶好のチャンスで迎えたが、1ボールからの2球目、相手左腕のカーブを打ち上げてしまい、三飛に倒れ反撃できなかった。8回の第4打席は先頭で見逃し三振に倒れた。

　ドジャースは1点を先制された直後の2回1死三塁からロハスの左犠飛で同点。3回には大谷の中前打をきっかけに2死一、二塁からT・ヘルナンデスの左前適時打で勝ち越しに成功した。

　ただ、先発・フラーティが2－1の5回にウリアスに逆転2ランを被弾。直後の5回裏、打線が無死一、二塁の好機をつくったものの大谷、ベッツ、T・ヘルナンデスと上位打線が揃って凡退し反撃機を逃した。

　1点を追う9回裏も2死一、二塁としたが9番・テーラーが左直に倒れ、ゲームセット。ネクストバッターズサークルの大谷も少し悔しそうな表情でベンチに引き上げた。

　ナ・リーグ西地区2位・ダイヤモンドバックスもメッツに敗れ、連勝が6でストップ。ただ、3位・パドレスが3連勝し、3チームが3ゲーム差以内で地区優勝を争う三つ巴の戦いとなっている。