オリックス・舜平大 祖父の故郷・長崎で7回2安打1失点の好投 前回18日の日本ハム戦に続き2勝目

＜ソ・オ＞7回、柳町を外野フライに抑えガッツポーズするオリックス・山下（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　オリックス4ー1ソフトバンク（2024年8月28日　長崎）

　オリックス・山下が7回2安打1失点の好投で、前回18日の日本ハム戦で挙げた今季初勝利に続いて2勝目を手にした。

　初回から自慢の剛球をストライクゾーンに投げ込み続けた。先頭の周東に対し、2ボール2ストライクから直球で空振り三振。場内表示は157キロ、テレビ中継の画面は自己最速を1キロ更新する161キロを表示した。

　「この球場は初めてなので。どんな感じなのか確かめて、全力でいくだけかなと思います」

　かつての本拠地・ほっともっと神戸を除き、1軍では初めてとなる地方球場での登板だった。祖父の故郷で、「きれいな街で、めちゃめちゃ好き。チャンポンとか、小さい頃からよく食べていた」と語る思い入れ深い長崎で、ゲームメイク。4回先頭の栗原に初球のカーブを右翼スタンドに運ばれたが、1死後に近藤から回をまたいで4者連続三振を奪うなど、計7奪三振とソフトバンク打線を制圧した。

　試合前まで7戦連続2得点以下と得点力不足が深刻だった打線は、7回2死満塁で2番手・津森から福田、太田が連続で押し出し四球を選んで逆転。さらに森も死球を受け、3者連続押し出し四死球で8試合ぶりの3得点を挙げた。