DeNA・東克樹「死ぬ気で投げた」力投で今季11勝目 女房役の山本にも感謝 阪神を1.5差猛追

DeNA先発の東（撮影・島崎忠彦）

　◇セ・リーグ　DeNA3－2阪神（2024年8月28日　横浜）

　DeNAは3位・阪神とのCS争い直接対決に連勝。3連勝とした。阪神とのゲーム差を1.5に縮めた。先発の東克樹投手(28)は7回8安打2失点、8奪三振と力投し、今季11勝目を挙げた。

　初回、先発の東は先頭の近本を遊ゴロ、中野を空振り三振に倒したものの、森下がセンターへ高く上げた打球を蝦名が見失い二塁打に。続く4番・大山に右前適時打とされ、先制を許した。

　打線は3回、1死二塁で蝦名が右へ同点の適時二塁打を放つと、なおも2死二塁でオースティンが適時二塁打とし逆転に成功した。

　粘投を続ける東だったが、6回に井上の同点ソロを被弾。それでも直後の攻撃でオースティンが阪神の先発・村上の直球を右翼席に放り込む今季22号ソロですぐさま勝ち越した。東は7回に2死一、三塁のピンチを背負ったが、森下を中飛に打ち取ってガッツポーズした。

　阪神とは好相性。今季無敗で、昨季からの連勝を4に伸ばした。「重要な3連戦なのはチームとしても分かっていた。その第2戦を任された以上は先発としてしっかりと役割を果たそうと思ってマウンドに上がりましたし、チームとしても昨日いい流れで勝っていたので、その流れを止めないように必死に投げました」と語った。

　さらに、「死ぬ気で投げましたし、初回失点してしまったが、(山本)祐大が切り替えろと強く言ってくれたので。今日のピッチングは祐大のおかげです」と女房役の山本に感謝した。