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格闘家・赤沢幸典が平本蓮のドーピング疑惑について長文を投稿 自身の過去のドーピングも告白

スポニチアネックス / 2024年8月28日 22時3分

赤沢幸典のXから(@akazawa130)

 総合格闘家の赤沢幸典(32)が28日に自身のX(旧ツイッター)を更新。自身の過去のドーピングを告白するとともに、平本蓮のドーピング疑惑についての長文を投稿した。

 7月28日「超RIZIN3」のメインイベントで行われた朝倉未来VS平本蓮のフェザー級ワンマッチは、衝撃の1R138秒TKO決着で平本が勝利した。しかし試合後にネットで証拠音声データが投稿されるなど平本のドーピング疑惑が浮上した。

 RIZINの榊原信行CEOは21日の会見で「平本蓮選手も朝倉未来選手も両選手検体を採取してます。それを空輸でアメリカの検査機関に送ってます。WADAの検査を行っている検査機関にドーピング検査を依頼してます。検査結果が来週中には出てくると思います。その検査結果を待ってどのような対応になるのか。タイトルマッチは全部結果を皆さんに公表することをお約束しているので、検査結果を公表をさせていただきます」と言及していた。

 赤沢は過去に平本のセコンドにつくなど一緒に練習もしていた仲間。

 この日、赤沢はメモ帳に記する形で3000字を超える長文を投稿した。

 赤沢の投稿文は以下の通り。

 格闘技関係者、格闘技ファンの皆様

 平本蓮のドーピングの件に関してこの数日のような活動に至った経緯を説明させてください。

 2024年7月28日に開催された超RIZIN3。朝倉未来さんと平本蓮が戦い、朝倉未来さんは負けました。試合前後で平本にはドーピングを怪しむ声が上がっていました。平本は試合前に上半身裸の写真を撮ってSNSに投稿していました。その写真を見て、短期間での減量かつつくはずのない量の筋肉がついていたことに疑いの目があったためです。そして8月20日「復活の日本」という匿名アカウントからXで、平本がドーピングを行っていたという証拠の音声が投稿されました。

 シバターというRIZINを八百長で追放されたYouTuberがいますが、彼が昨日の動画で言っていた通り、平本とスピーカーで話していたのは僕、赤沢です。ですが僕の名前以外はシバターが虚言ばかり拡散している現状に黙っていられず、僕も踏ん切りがついたのでこの投稿をすると決めました。

 まず正直に申し上げると、僕もドーピングをしていた情けない過去があります。海外に10年いて、まわりの格闘家は当たり前のように、サプリメント感覚でドーピングをしていました。みんながやっているので罪の意識が薄れてしまい、僕もドーピングをしてしまいました。平本が僕のところに相談をしにきたのは、平本がアイルランドの武者修行でフィジカル負けをしたことや朝倉未来戦の心理的重圧が大きかったことがきっかけでした。僕は罪の意識が薄れていたことや、心から平本を応援していたこと、また彼の「RIZINの尿検査で陽性が出ないドーピングの方法を教えてほしい」という強い依頼に応える形で今回の件に至りました。

 平本に近い方はご存知だと思いますが、平本は格闘家として誰かに負けることだけは何があっても許せない性分で、練習を頑張っていたのは事実です。ただ、練習ではこえられない心や身体の壁があることも彼自身よく理解していたことや今回の朝倉未来戦に不正をしてでも勝ちたいという思いから今回のドーピングに手を染めました。

 僕自身は平本のドーピングに加担したものの、あの歴史的な試合が終わってから、朝倉未来選手の表情や朝倉選手や格闘技ファンのコメントを見るたびに、自分が犯した過ちの重大さに気づき、食事も喉が通らなくなるくらい苦しくなっていきました。また朝倉未来という日本格闘技界の大きな宝物を奪ってしまったという想いが日に日に強くなり、良心の責に苛まれてきました。

 ちょうどその時、RIZIN格闘家やRIZIN本体のスポンサーをしている方に相談をして、その際に「正直に話したほうがいい」と言われました。

 朝倉未来さんの無念を晴らすか、日本の格闘技界が腐っていくことに目を瞑りつつこの事実を闇に葬り去るか、どちらが人として正しい行いかを天秤にかけて、告発することを選びました。言わなきゃバレない。自分の過去の行いも誰にもバレない。でも自分が言わなかったら朝倉未来という格闘家が志半ばで自分も加担した不正により引退をしてしまうし、平本も自分が加担したせいで今後も許されない罪を重ねてしまう。その十字架を背負いながら生きていくことは自分にはどうしてもできませんでした。

 そして、音声証拠を撮り、平本と僕の共通の知人や記者に渡すことにしました。この時に一切のお金のやり取りはありません。自分自身明るみに出れば批判される立場だったので、そこで自分がお金を要求してしまうと不利になる可能性も高いためです。

 最初は週刊文○でとりあげると聞いていたのですが、復活の日本というアカウントであがっていました。

 動画の音声を自分の声だとバレないようにしたのは、自分自身の弱さが原因です。できれば世の中の人には自分がドーピングをしたことや平本に教えたことはバレたくありませんでした。なので匿名かつ声を変えているという信憑性が欠けてしまうような動画になってしまいました。また、「嵌めてて気持ち悪い」という声も上がってますが、告発するための動画なのであのような会話になるのは当たり前です。

 話している内容を聞けば、少なくとも平本には僕が犯人だとバレるのは当然ですが、その結果平本が相談したまわりの怖い人たちからは相当な圧力をかけられました。ドーピングの事実を告発したことに対しての怒りはもちろん、それが事実ではなくなるように音声を録音しようと強制したり、様々な脅迫を受けたりしました。またこの告発をすることで、平本の周辺の方達から、この先さらにひどい暴行や脅迫を受けるのではないかと怖くてしかたありません。

 元々は平本の悪い噂や嘘か本当か分からない人間性を疑う話を聞いても僕の前に写る彼は応援したいと思える選手でした。

 しかし、今回の一連の騒動はさらなる証拠を出すまでもなく全てが真実なんです。まともな見識があれば動画も捏造ではないこと、反社会的勢力の力を借りて平本がドーピングを使ってるように仕立て上げた、というようなことは事実無根であることはご理解いただけるはずです。お金をもらって全ての責任を僕に擦り付ける印象操作をするシバターに強い憤りを覚えます。これは真実を隠蔽したい平本側の情報操作です。

 この告発後に今まで沈黙を貫いてきた平本側からの予測できる発言は「赤沢から回復剤だと渡されドーピングだと認識をしていなかった」とそもそもドーピングの認識がなかったと取れるような発言する可能性がありますが、音声にもある通り平本はSARMsをステロイドと認識し、ノルバデックスをケア剤だと平本自身が理解している会話のくだりがあります。これは平本はドーピングだと理解しながらそれらを接種していた確たる証拠です。

 ちなみにドーピングしていないと未だに借じてる人や、ドーピングがどんなものかを知らない人に言っておきますが、朝倉戦でのドーピングの効果は絶大でした。ドーピングは筋肉に作用し、目も筋肉で動くので、眼球運動にも影響を与えます。ですので反射神経も自然とよくなります。テストステロンが出てホルモン値が高くなり、自信満々で試合に臨め、恐怖が減り、それによって踏み込みが強くなりパンチカがとんでもなく増強されるなど、勝ち負けに大きな影響を与えます。格闘技界隈でドーピングのことを知っている人ならわかると思いますが。単純に筋肉が大きくなって、強くなったりスピードがあがるとかだけではなく、メンタルも強くなります。

 朝倉未来さんのファーストコンタクトの右ミドルのキレは凄かったです。朝倉未来さんは相当な想いで今回の試合にのぞんでるんだな、仕上げてきたなと思いました。昔の平本ならそれで引いてしまっていたと思います。平本が練習していたのは事実ですが、それ以上にドーピングの効果が目に見えてわかりました。

 もしこの内容が嘘だと思うなら、すぐに検査しなければ検出されない可能性があるので、平本側の人間ではなく、第三者的な人間が立ち会って今すぐ検査をしてほしいです。期間的にノルバデックスが体外排出されてる可能性があるので血液検査だけでなく、追加の尿検査や毛髪の検査も念の為実施したほうが確実です。少なくとも/ルバデックスの代謝物質タモキシフェンが検出できるでしょう。

 平本のファンは、絶対にしていないと言うものの検査をしてほしいとは全く言わないんですよね。平本の潔白を信じているなら「検査をして証明した方が良い」と言うのが自然ではないでしょうか?

 僕の一連の告発、さらにいま追加で検査を実施した場合にノルバデックスの代謝物質タモキシフェンの検出という、事実が明るみに出た際、これを読んでいる"貴方"に僕の告発の真偽を問いたいです。

 シバターも平本側から依頼されたと聞きましたが、真実である動画は捏造だと信じて疑わなかったり、反社というワードを出して問題をごまかしたり、平本側の主張だけを都合よく信じているのは、平本を守りたいというより、たくさんお金を貰えるから、自分も久しぶりに数字がとれる話題だから、という気がします。いずれにせよ再検査を強く勧めます。皆さんも真偽を主張する際には、根拠を持って発言するようにしてください。僕は平本にドーピングを教えていたので確実に証拠があります。証拠を持って発言できない人は、証拠が作れるように、今すぐ平本に検査を求めてください。僕の伝えたいことは以上です。

 最後に、この度はこのような取り返しのつかないことに加担してしまい本当に本当に申し訳ございませんでした。

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