巨人グリフィン「岸田を信頼して、野手を信頼して」6勝目も「個人的な勝ちは自分の目標ではない」

＜ヤ・巨＞巨人の先発・グリフィン（撮影・西川祐介）

　◇セ・リーグ　巨人3―2ヤクルト（2024年8月28日　神宮）

　巨人の来日2年目左腕、フォスター・グリフィン投手（29＝米国）が28日のヤクルト戦（神宮）で6回5安打2失点と好投。7月20日の中日戦（バンテリンD）以来5試合＆39日ぶりとなる今季6勝目（3敗）をマークした。

　敵地でヒーローインタビューに臨んだグリフィンは祝福の声にまずは日本語で「アリガトウゴザイマ～ス！」と第一声。

　来日1年目だった昨季の6勝に並んだことについて聞かれると「残り1カ月の大事な時期の勝ちなので、去年に並んだとかではなく、その大事な試合で勝てたのが良かったです」と冷静にコメントした。

　広島との激しい優勝争いが続くなかで登板する胸中については「大事な試合だというのは分かっているので、今後も大事な試合が続きますので、同じように先発することがあれば、きょうのように頑張りたいと思います」と頼もしき左腕。

　5回まで毎回の8奪三振。この日も10試合連続で岸田とのバッテリーだったが、「岸田を信頼して、あとは後ろを守っている野手を信頼して…という気持ちで投げました」とし、今後については「個人的な勝ちは自分の目標ではないので、同じように投げる時には試合をつくってチームが勝てるように。そういう9月にしたいと思います」と言い切っていた。