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高校日本代表・今朝丸が大学ジャパンを圧倒 直球通用し2回無失点 U18アジア選手権も任せた

スポニチアネックス / 2024年8月29日 6時3分

<U18日本代表・大学日本代表> 8回を3人で抑え、笑顔を見せるU18日本代表・今朝丸 (撮影・後藤 大輝)

 ◇侍ジャパンU18壮行試合 高校日本代表1―7大学日本代表(2024年8月28日 ほっともっと神戸)

 9月2日から台湾で開催される「第13回BFA U18アジア選手権」に出場する高校日本代表は28日、大学日本代表との壮行試合(ほっともっとフィールド神戸)に臨み、1―7で敗れた。敗戦の中で今秋ドラフト1位候補に挙がる今朝丸裕喜(3年)が8回から救援し、無安打1与四球で2回無失点の好投。エースの役割を期待される中、アジア王者に向けて弾みをつけた。

 登板した投手が立て続けに苦戦する中、今朝丸だけは違った。1―7の8回から5番手として救援。許した出塁は9回先頭への四球のみで、登板した5投手の中で唯一の無安打投球を披露した。最速148キロを計測した直球は大学生にも通用し、「直球でファウルを取れ、無失点で抑えられたことは自信につながりました」と台湾入りを前に収穫を得た。

 国際仕様の投球も試した。9回無死一塁で、今秋ドラフト上位候補に挙がる4番の渡部聖弥をカウント1―2からフォークで三ゴロに抑えた。今夏の甲子園敗退後、「アジア大会は決め球が重要になる」と見据え、落ち球に磨きを掛けていた。「直球と制球力は大学生にも通用した」と明かした裏で、強打者を抑えた一球に手応えをつかみ、渡部には「追い込んでから甘い球がこなかった」と言わせた。

 今朝丸について小倉全由監督は「先発でいく」と明言。その上で「台湾、韓国戦の先発をしっかりと決めないといけない」とも付け加えた。宿敵に位置づける2チームとはオープニングラウンドでは別組で、予選突破後に対戦する可能性がある。その一戦で今朝丸を起用できるように、先発ローテーションが組まれることになる。つまり、期待されているのは侍エースの役割だ。「テッペンを取りたい」と誓った最速151キロ右腕が、アジア王者へのカギを握っている。 (河合 洋介)

 ◇今朝丸 裕喜(けさまる・ゆうき)2006年(平18)6月2日生まれ、兵庫県神戸市出身の18歳。小3から横屋川井少年野球部で野球を始めて投手。中学では関メディベースボール学院に所属。報徳学園では背番号10でベンチ入りした2年春から2年連続選抜準優勝。3年夏から背番号1。50メートル走6秒0、遠投100メートル。1メートル88、80キロ。右投げ右打ち。

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