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阪神・岡田監督 4位DeNAに1・5差まで接近され「俺一人怒っているだけ」 逆転Vへ熱気のなさ嘆く

スポニチアネックス / 2024年8月29日 5時18分

<D・神>8回、厳しい表情で戦況を見つめる阪神・岡田監督(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ 阪神2ー3DeNA(2024年8月28日 横浜)

 阪神がまた東にやられた。7回2失点に封じられて今季3戦2敗。この2年で、対戦6試合で4勝を献上し、1度も黒星を付けられていない。リーグを代表する左腕に阻まれ、今季初のDeNA戦連敗をした。

 ただし、岡田監督は手をこまねいていたわけではない。大山を7月12日中日戦以来となる4番に据え、井上を5月18日ヤクルト戦以来の先発に抜てきして5番で使った。逆に、24日広島戦から内容が悪化し、直近3試合12打数1安打だった佐藤輝を、4番から6番に下げた。打順変更の狙いを「そら4番が打てへんからや。打てへんやろ、ずっと。よう使った方やで」と説明した。

 大山は初回に先制適時打、井上は6回に一時は同点となるソロを放ち、東対策は一定の成果を挙げた。ただし、得点を挙げたイニング以外は、チャンスらしいチャンスをつくれなかった。抜群の制球力とキレある直球、チェンジアップの緩急に淡泊になった。指揮官は、チームから逆転Vへの熱気が伝わってこないことを嘆いた。

 「そんなもん伝わってけえへんけどな。俺一人がカリカリ怒っているだけやんか。後は何もないわ」

 東の前に今季は5打数無安打3三振と良いところがない佐藤輝は「本当にいいボールを投げていたので。そこですね、はい」と素直に負けを認めた。状態面については「特にないと思います」と下降線を否定した。2回に宮崎の三ゴロを一塁へ悪送球し、今季20個目の失策を犯した。

 攻守に精彩を欠いた主砲と歩調を合わせるようにチームも停滞。3カードぶりの負け越しで「勝負の8月」は10勝13敗1分け。3試合を残して月間勝ち越しが消滅。18勝7敗で勢いを付けた昨年同月とはあまりにも対照的だ。優勝争いから脱落しかけ、8月2日に6差も付けた4位DeNAに、1・5差まで接近された。この状況はかなりまずい。(倉世古 洋平)

 ○…阪神の自力2位の可能性が今季初消滅した。阪神が残り24試合に全勝した場合、最終勝率は.599(82勝55敗6分け)。巨人は残り26試合で阪神戦の4敗を含む5敗までなら、最終勝率.606(83勝54敗6分け)。広島も残り31試合で阪神戦3敗と巨人戦残り6試合中5敗の8敗なら、最終勝率.601(83勝55敗5分け)で、2チームが阪神を上回るため。27日の時点で阪神は広島、巨人それぞれに自力での勝率上位が消えていたが、カードの関係で阪神に自力2位の可能性が残っていた。

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