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ソフトバンク・栗原 長崎のファンに届けた15号「完璧に捉えることができた」 好調モード5戦3発

スポニチアネックス / 2024年8月29日 5時1分

<ソ・オ>4回、ソロを放ったソフトバンク・栗原は山川(左)とタッチをかわす(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク1ー4オリックス(2024年8月28日 長崎)

 ソフトバンクの栗原陵矢内野手(28)は28日、長崎開催でチーム18年ぶりの本塁打を放った。4回にオリックス・山下から先制の右越え15号ソロ。台風10号の影響による強風で打球は伸び、06年の松田宣浩(本紙評論家)以来のアーチとなった。試合の主導権を握ったが、1点リードの7回に2番手の津森宥紀投手(26)が3連続四死球と崩れて逆転負け。それでも2位・日本ハムが敗れて優勝マジックは一つ減って19となった。

 4回、栗原に“追い風”が吹いた。長崎県営野球場の右翼スタンドからは甲子園の高校野球の応援でおなじみの「アフリカンシンフォニー」が初めて流れてきた。長崎日大高校と中学の吹奏学部70人による演奏だ。元甲子園球児は燃えた。

 「もう、あれは何か風が良かったです。自分のスイングで完璧に捉えることができました」

 この回の先頭でオリックス先発・山下の初球122キロカーブをためて振り抜いた。台風10号が迫り、左翼から右翼へ旗がちぎれるほど強く吹く風のアシストもあり、打球は右翼席に飛び込んだ。3試合ぶりとなる先制の15号ソロ。これで直近5試合で3発目とした。

 栗原にとって長崎で初めての公式戦出場だった。主力として定着して以降、19、22、23年にも試合は開催されたが、負傷での離脱期間と重なっていた。長崎のファンに届けた豪快な一発は、06年4月25日の楽天戦での松田宣浩(本紙評論家)以来チーム18年ぶりのアーチ。“熱男”は16年4月の熊本地震などでの被災者を勇気づける「ファイト!九州デー」のアンバサダーとして来場していた。目の前で一発を放ち「へへへ(笑い)。あんまりその意識はないけど、しっかりした打撃ができて良かった」と少しだけ笑った。

 チームは前日27日の本拠地ナイター後すぐにバスで移動して備えたが、雨中の試合を落として長崎での開催はこれで2勝4敗1分けとなった。また、3カード連続で勝ち越しを逃し、「ファイト!九州デー」は2勝2敗1分け(鹿児島開催は降雨中止)で終わった。

 それでも、優勝マジックは2位・日本ハムが敗れたために一つ減って19となった。本塁打だけ1安打に終わった栗原は「ホームランよりも率をまずはしっかりと残せるように。けがなく1年間やれてはいるので、残りもしっかりとやっていきたい」と4年ぶりのリーグ制覇へスパートをかける、30日のロッテ戦以降の戦いを見据えた。(井上 満夫)

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