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関本賢太郎氏 声かけがあれば防げた村上の被弾 「低く広く」の意思を再確認してほしかった

スポニチアネックス / 2024年8月29日 5時18分

関本賢太郎氏

 ◇セ・リーグ 阪神2ー3DeNA(2024年8月28日 横浜)

 【関本賢太郎 視点】残念な試合だった。村上と東の投げ合いで接戦は予想していたが、内容では勢いの差を感じずにはいられなかった。6回のオースティンの決勝本塁打も声かけや確認があれば、防げた可能性があったという思いが残った。

 3回に2点を失った後の村上は立ち直りつつあった。3回2死二塁から打者8人を連続で打ち取り、5三振を取っていた。「いい調子になってきた」というときほど、村上も周囲も冷静にならないといけない。オースティンの打席では捕手からでも、内野からでも「低く広く」の意思を再確認してほしかった。行ったら甘くなった、では取り返しがつかない時期だ。

 打線では佐藤輝のところで流れが切れている。1点を先制した初回、なおも2死二、三塁で空振り三振。追加点が取れたら、試合の流れも変わっていた。4番を外れたからこそ、どんな打席にするかが問われる。なのに伝わるものがない。見送り方にも空振りのあとのしぐさでも打てそうな雰囲気が出てこない。調子に波はあるものだが、自分は調子が悪いので…という態度に佐藤輝は見えてしまう。野球はチームとして戦うものだ。

 私の現役時代には金本(知憲)さんという存在がいた。調子が良くても悪くても、それを決して表には出さずに打席を務めた。だからこそ、チームを引っ張る柱になれた。凡退してもエラーしても堂々と胸を張り、全力で挽回する。その姿勢が必要だ。

 ただでさえ厳しい状況が、これでより厳しくなった。こうなれば上も下も関係ない。ゲーム差関係なしに目の前の試合を勝つ。それだけに集中するしかない。(スポニチ本紙評論家)

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