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ドジャース・大谷 軽傷証明マルチ 死球受けた左手首テーピングで3年連続150安打到達

スポニチアネックス / 2024年8月29日 1時32分

<ドジャース・オリオールズ>3回、中前打を放つ大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース2ー3オリオールズ(2024年8月27日 ロサンゼルス)

 不屈のマルチだ。ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、オリオールズ戦で2安打を放ち、3年連続の150安打に到達。25日のレイズ戦で左手首付近に死球を受けた影響を感じさせず、患部に青いテーピングをしながらも2試合ぶりのマルチ安打となった。ア・リーグ東地区2位のオ軍、ド軍と同地区2位で3ゲーム差に迫られているダイヤモンドバックスとの7連戦初戦は黒星発進。だが、悲願のワールドシリーズ制覇へ大谷はバットを振り続ける。

 ヒヤリとする軌道だった。初回先頭での初球。大谷の胸元を、左腕アービンの90マイル(約145キロ)のシンカーが襲った。25日のレイズ戦で、左腕から受けた左手首への死球と同じような内角高め。だが、大谷は青いテーピングを施した左手と右肘を畳んで、ボール球を強引に右前に運んだ。

 キャッチボールを行った試合前から、左手首にはテーピングが施されていた。それでも、力強い直球のほかに、スライダーを試すなど笑みもこぼれた。デーブ・ロバーツ監督が「翔平の左手首は大丈夫。検査(エックス線)の結果、骨に異常はなかった。彼は良い状態だ」と改めて軽症を強調。打席でそれを証明した。3回も初球の内角低めのシンカーを捉えて二遊間を破った。2試合ぶりで、最近6試合では4度目の複数安打。23日に史上6人目の40本塁打40盗塁を達成した際に「勝つための手段としてやりたい。もっともっと記録を塗り替えられるように」とした本塁打と盗塁はなかったが、イチロー、松井秀喜以来日本選手3人目となる3年連続シーズン150安打に到達した。

 「ヒリヒリする9月を過ごしたい」という最大目標のワールドシリーズ制覇へ突き進む7年目。戦いは最終盤に近づいている。この日からア・リーグ東地区2位でヤンキースとの優勝争いを展開するオリオールズと、ド軍と同地区で2位のダイヤモンドバックスとの7連戦。しかも右手中指の骨折を抱えながら出場を続けてきた主砲フリーマンが、この日欠場した。指揮官は「炎症がある。日々様子を見る。10日で(右手中指の)骨折が治るものではない」と説明。MVPトリオの一角を欠き1点差で敗れた。ダイヤモンドバックスは敗れたものの、3連勝した3位パドレスとともに3ゲーム差にピタリとつけられる状況となった。

 28日(同29日)のオリオールズ戦は、先着4万人に大谷と愛犬デコピンのボブルヘッド人形が配布される。残り30試合。超満員必至のゲームから仕切り直し、大谷が歓喜のゴールへのラストスパートに入る。(笹田 幸嗣通信員)

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