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藤井王位 永世王将の条件「初めて知った」 永世王位獲得から一夜明け会見

スポニチアネックス / 2024年8月29日 10時18分

永世王位を獲得して一夜明けの会見に「永世王位」と記した駒を持って現れた藤井聡太王位

 将棋の藤井聡太王位(22)=王将を含む7冠=が渡辺明九段(40)の挑戦を4勝1敗で退け、5連覇を達成した第65期王位戦7番勝負第5局から一夜明けた29日、対局があった神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」で会見した。連続5期で永世王位資格を獲得し、同時に7月獲得の永世棋聖と合わせてダブル永世に輝いた。いずれも羽生善治九段(53)の史上最年少記録を更新。「苦しい将棋の多いシリーズだった。その中で何とか結果を出すことができ、うれしく思います」と今期を総括した。

 棋界にある8つのタイトル全てに永世称号があり、永世王位は連続5期か通算10期が条件となる。藤井が未達成の永世称号の中で、最もハードルが高いとされるのが永世王将。連続による条件がなく、通算10期のみとなる。永世王位と同じ名誉王座、連続5期か通算7期の永世竜王と比べても困難とされ、タイトルになったのが17年度でまだ永世称号資格者がいない永世叡王を除けば最少タイ、大山康晴十五世名人、羽生の2人しかいない。

 永世王将の資格獲得条件を「(質問で出て)初めて知った」と苦笑いした藤井は、「先のことは計画立ててない。1日1日を大切にやっていきたい」。加えて王将12期の羽生について、「偉大さを実感する。記録、対局内容、立ち居振る舞いを含めて、そこに近づいていけたらなと思います」と意欲を語った。

 中6日で9月4日からは永瀬拓矢九段(31)を挑戦者に迎える王座戦5番勝負が開幕する。昨秋、達成した棋界初の8冠独占は永瀬からの奪取による。藤井の研究パートナーとしても知られる永瀬とはリターンマッチが決まった7月22日以降、練習将棋も指していないそうだが、「強さは感じている。前期を含めて(ストップウォッチと違い)チェスクロック対局だと残り時間が少なくなるとミスが出てしまう。時間配分も意識しながら指せれば」。1分未満の考慮が切り捨てずに加算されていくチェスクロック方式では、終盤の残り時間の減り方が早いという。熱戦の余韻が冷めない対局場から、切り替えに努めた。

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