【大谷翔平と一問一答】「1打席目から良かった」デコピン始球式は「打席よりも緊張」

試合後、メディアの囲み取材に応じる大谷翔平（撮影・笹田　幸嗣通信員）

　◇インターリーグ　ドジャース6－4オリオールズ（2024年8月28日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が28日（日本時間29日）、本拠でのオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。今季4度目の先頭打者アーチとなる42号を含む2安打2盗塁で史上2人目となる「42－42」を達成した。チームも逆転勝利を飾った。試合後の主な一問一答は以下の通り。

　――試合を振り返って。

　「1打席目から良かったですし、最後、もう1つ仕事、良い追加点取れるのが一番良かったけど、全体的には良かったです」

　――先発・ビューラーを助けた。

　「全体的に復帰の後の登板は難しいので、その中で今日みたいな粘りあるピッチングをすることで、また打線も粘ってくらいつくことができたかなと思うので、全体的に意義があったんじゃないかなと思います」

　――相手先発・バーンズから2盗塁。研究したのか。

　「試合前にもちろん予習もしますし、ゲームの中で自分が見て、感じた事を皆でシェアしながらお互いに助け合えれば皆の走塁も上がってくるのかなと思います」

　――本塁打と盗塁。両方をバランス良く保つには。

　「ホームランと盗塁はまったく違うと思うので、もちろん両方できるにこしたことはないですし、もちろん片方でいい数字を残してること自体も自分の能力を最大限生かしていることだと思うので、それはそれで素晴らしいことかなと思います」

　――ブルペンで投球練習を行っている。打撃への好影響は。

　「分けるようにはしてます。試合と分けるようにしてます。今年はもちろんゲームでは投げないので、ただ、良い日もあれば悪い日もある。体調含めて肘の状態も含めてあるので、なるべくそれを試合に持ち越さないように。それとこれとは分けてやりたいなと思います」

　――しばらく不調だった。現在の状態は。

　「打席の内容が上がってきているのがいいかなと思います。今日のライナーアウト（第3打席）も難しいコースでしたけど、しっかりと良い形で振れているので、そういう打席が増えると、自ずと数字も上がってくるのかなと思います」

　――愛犬・デコピンが始球式に登場した。

　「2、3週間練習しました。1回、ここ（球場）にも来て予習しました。訓練というか、投げて捕ってくるの延長でみたいな感じでしたね」

　――デコピンとの始球式は楽しかったか。

　「いや、緊張しましたね。打席よりも緊張しました。素晴らしいですね。良いおやつを買ってあげたいなと思います」

　――球宴レッドカーペットではスーツの裏地に、特別素アイクにもデコピンのイラストをあしらった。どんな存在か。

　「家族ですね。スパイクに関しては験担ぎというか、良い流れが続いているのでそんな感じで使ってます」

　――自身のボブルヘッドデーで球場は試合前から長蛇の列ができた。

　「僕も来た時ビックリしたんで、何か違うイベントがあるのかな？って。家族で一緒に来た時には思っていました」

　――前回のボブルヘッド配布日に続く大盛況。

　「選手冥利に尽きるというか、それだけ入ってくれただけで選手はやる気が出るなじゃないかと思います」