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遠藤一彦氏が語った“永遠のライバル”への熱い思い「光り輝いた存在」 初めて投げ勝った翌年に最多勝

スポニチアネックス / 2024年8月29日 22時45分

1979年5月5日、巨人打線を9回2失点に抑えて勝利した大洋・遠藤一彦投手

 BSフジ「プロ野球 レジェン堂」(火曜後10・00)が27日に放送され、大洋(現DeNA)の元エースで野球解説者の遠藤一彦氏(69)がゲスト出演。あの“永遠のライバル”への熱い思いを改めて口にした。

 熱烈な巨人ファンで知られるフリーの徳光和夫アナウンサー(83)がホスト役を務める同番組。そのなかで、徳光アナから「目を閉じて、現役時代でこのシーンがよみがえるっていうシーンがあるとすればなんですか?」と聞かれた時だった。

 遠藤氏は「やっぱり江川に投げ勝った試合です」と即答。1982年9月21日の巨人戦(横浜)で同学年の“怪物”江川卓投手と投げ合い、初めて勝利した試合を挙げた。

 「あの時はね、江川に先制ホームラン打たれてるんですよ。逆転してもらって勝ってるんですけど。ポン!と飛び跳ねて喜んでる自分の写真があるんですけどね。そのぐらい、あの試合は最高の試合ですね」。

 昭和からのオールドファンなら知らない人はいないであろう、遠藤の力投と江川への強いライバル心。

 徳光アナが「言い換えれば、江川はそれだけの大投手だってことなのかもしれませんけどね、遠藤さんにそう思わせたってことは」と水を向けると、遠藤氏は「彼はいろいろあって(同じ大卒同学年の自分より)1年遅れて(巨人に)入ってきて。で、(新人で)いきなり9勝してますからね。で、次の年はもう16勝して。次の年20勝で連続最多勝を獲ってますから」とライバル・江川の成績をスラスラと口にしたあとで「やっぱり並み外れたピッチャーだな…っていう」とうなずいた。

 「(プロに)入ったころ、各チームにそれなりのエースがいるわけじゃないですか。だけど、私からすると、やっぱり江川が光り輝いた存在で。だから、(江川と同じ巨人の)西本(聖)、定岡(正二)と投げてる時っていうのはそういう気持ち(強いライバル心)ないんですよ」と同年代の投手のなかでも江川への思いが“別格”だったことを吐露。「だから負けるんですよ」と続けて笑わせた。

 そして、“あの江川に投げ勝った”ことで自信がつき、翌年の1983年に18勝(9敗)して初めて最多勝のタイトルを獲得した遠藤氏。「ほかのチームのピッチャーなんかには負けらんない!負けない!っていう気持ちになった」と“江川に投げ勝った投手”としての自信を胸に白星を重ねての初タイトル獲得だったことを明かしていた。

 遠藤氏は“万年Bクラス”とやゆされた当時の大洋ひと筋にプレーしながら2年連続最多勝に輝くなど通算134勝(128敗)をマークし、沢村賞も獲得したレジェンド。“伝家の宝刀”フォークボールを武器にしたほか、投手ながらに俊足、スリムで男前という人気選手だった。

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