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広島 惜敗で首位陥落も新井監督前向き「上位を追いかける感覚を持ったことない。今までと変わらずですね」

スポニチアネックス / 2024年8月30日 5時1分

<中・広>ベンチで手を叩き鼓舞する広島・新井監督(右)(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 広島1ー5中日(2024年8月29日 バンテリンD)

 広島は29日、中日戦に1―5で敗れ、2カード連続の負け越しで7月31日以来29日ぶりに首位から陥落した。先発・九里亜蓮投手(32)が4回2失点で降板。好相性を誇っていたバンテリンドームでの連続無失点も17イニングで止まり、8敗目を喫した。試合が中止となった巨人とは0・5ゲーム差。それでも新井貴浩監督(47)は「どうってことない」と泰然自若を強調した。

 約1カ月守ってきた首位の座を巨人に明け渡した。今度は0・5ゲーム差で巨人を追いかける立場に変わった。それでも新井監督は決して悲観することなく、前を向いた。

 「別に(順位が上のチームを)追いかけるとか、そういう感覚を今まで持ったことない。どうってことない。今までと変わらず(やるだけ)ですね」

 今季リーグで唯一負け越している中日に、この日も苦戦を強いられた。先発・九里は自らの投球で流れをたぐり寄せることができずに唇をかんだ。

 「チームを勝たせるような投球ができなかった。打たれたことは事実。反省して(次回)やりたい」

 3回2死までは無安打だった。リズムに乗ったかに思われたが、4回に暗転。2死一塁から宇佐見に内角への初球、128キロの変化球を右翼席に運ばれた。今季、中日戦での初被弾は先制2ラン。23年9月17日から続いていたバンテリンドームでの連続イニング無失点は17で止まった。痛恨の一撃が敗戦にもつながった。

 一方の打線も拙攻が勝敗に響いた。0―2の5回に1点を返し、なおも1死三塁の好機で矢野がカウント1―1からスクイズを敢行。「点を取れる(チャンスの)時はどんどんやっていこうと思っている」。新井監督は揺さぶりをかけた。しかし結果はファウル。カウント2―2から投手への痛烈なゴロは松葉の好守に阻まれて三走・堂林が挟殺となった。さらに指揮官は動いた。なおも2死二塁で九里に代えて上本を打席に送った。積極采配の意図をこう説明した。

 「向こうは絶対的なクローザー(マルティネス)がいるから。5回を終えると、あと(攻撃のチャンスが6、7、8回の)3回しかない。明日(30日)がもう休みと出ていたし、(九里を)行かしてやりたかったけど、あそこはもう得点圏なので、代打という形にしました」

 5回が勝負どころだと判断。一気に流れをたぐり寄せようと果敢な攻めを試みたが、上本は左飛に倒れ、勝負手は不発に終わった。

 30日のヤクルト戦は台風10号の接近に伴い、ひと足早く中止が決定。雨降って地固まる――。残り30試合。熾烈(しれつ)な争いはまだ続くが、“家族一丸”で真価を示していく。(長谷川 凡記)

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