広島・坂倉 12戦連続安打!首位陥落も“絶好調男”止まらん「悲観することなく勝てるように頑張りたい」

＜中・広＞5回、広島・坂倉は三塁打を放つ（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　広島1ー5中日（2024年8月29日　バンテリンD）

　広島・坂倉の奮闘が光った。2回1死からの第1打席。今季初対戦となった先発の松葉を捉えた。カウント1―2から外角直球をはじき返した一打は右前へのチーム初安打。14日DeNA戦から始まった自身の連続試合安打を12に伸ばした。

　「（左腕からの安打は）はい。良かったです」

　勢いに乗ると、続く2点劣勢の5回無死からの第2打席でも快音を響かせた。カウント2―1から低めの直球を右中間に運んだ。自身今季初の三塁打で好機拡大を演出すると、続く堂林の適時二塁打で悠々生還した。

　チーム唯一のマルチ安打は自身2戦連続、今季20度目。気を吐きながらも敵地で敗戦を喫した8年目の26歳は「まだまだ試合ある。（首位陥落も）悲観することなくみんなで勝てるように頑張りたいと思います」と前を向いた。