巨人 V奪回へ救援陣の3連投解禁 広島敗戦で首位浮上！阿部監督ローテ再編も示唆

新大阪駅に到着した阿部監督（撮影・岸　良祐）

　巨人は台風10号による悪天候が予想された神宮でのヤクルト戦が中止。ナイターで広島が敗れたため、7月31日以来29日ぶりの首位に立った。

　30日からの阪神戦（甲子園）に備え、阿部監督は新幹線で大阪入り。「恵みの雨。9月になったら中継ぎも頑張ってもらわないといけないから。“（コーチ陣と）9月には3連投解禁しよう”って言ってた」と救援陣の3日連続登板解禁を口にした。ここまで3日連続での登板は高梨の1度。だが、首位争いの中で「勝てる試合は勝ちたい」とし、守護神・大勢らブルペン総動員に踏み切る。

　さらに「勝てる人を（3位の）阪神と広島に当てていく。（菅野）智之をずらしたりするらしいから」とローテーション再編も示唆。両リーグトップ12勝の菅野を、中6日での9月1日の阪神戦（甲子園）後、中8日で10日の広島3連戦初戦（マツダ）に投入する可能性が浮上した。12日の3戦目は戸郷の先発も見込まれ、ダブルエースで勝負をかける。

　広島との直接対決は残り6試合。指揮官は「直接（対決）でいかに勝つか、それしかない」とラストスパートへムチを入れる。（青森　正宣）