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ド軍指揮官 本拠3カード7勝2敗「本当にいい野球」2位ダ軍との直接対決へ「素晴らしいシリーズに」

スポニチアネックス / 2024年8月30日 15時25分

試合前に取材に応じるドジャース・ロバーツ監督(撮影・笹田 幸嗣通信員)

 ◇インターリーグ ドジャース6-3オリオールズ(2024年8月29日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、本拠でのオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席を迎えた時点でイチロー、松井秀喜に次ぐメジャー通算3000打数に到達したが、5打数無安打で3試合ぶりの無安打に終わった。先発野手唯一の無安打で打率は.292に下がった。チームは今季17度目のチケット完売となった一戦を6―3で競り勝って強豪オリオールズに2勝1敗で勝ち越し、両リーグで80勝一番乗り。今季最多の貯金26とし、この日敗れたナ・リーグ西地区2位のダイヤモンドバックスとのゲーム差を4に広げ、30日(同31日)から直接対決4連戦に臨む。

 マリナーズ、レイズ、オリオールズと続いたア・リーグ勢との本拠での3カードは7勝2敗と勝ち越し。デーブ・ロバーツ監督は「素晴らしいホームスタンドだった。本当にいい野球だった。ポストシーズンへ向けての準備している別のレース(リーグ)との対戦だった。リトマス試験紙とは言わないが、我々は良かった。野球に勝つための方法を見つけるのはいいことだ。このホームスタンドの間、我々は様々な方法でそれを実行した。先発投手も良かった。打線が活気づいた時もあったし、守備はオリオールズ戦の初戦以外はかなり安定していた。だから、今、ダイヤモンドバックス戦に目を向けることができる」と満足げに振り返った。

 4ゲーム差で敵地に乗り込む2位ダイヤモンドバックスとの4連戦に向け「彼らは明らかにいい野球をしている。ドジャースとダイヤモンドバックスのファンが大勢詰めかけるだろう。素晴らしいシリーズになるだろう」と意気込んでいた。

 ドジャース打線は2回にテイラーが先制適時打。4回には無死二、三塁から三塁手の頭を高いバウンドで越える2点適時二塁打を放つと、ベッツ、ロハスも適時打で続いた。4回までに大谷以外は全員安打を放ち、11安打で5点を奪ってオリオールズ先発ポビッチをKOした。

 しかし、5回にドジャースの先発ミラーが四死球で1死一、三塁のピンチを招くと、1番カウセルに3ランを被弾。5回まで被安打はわずか2も手痛い一発を浴びて3失点し、2点差に迫られた。7回は3番手ハドソンが2死満塁のピンチを招いたが、4番手トライネンが3番ヘンダーソンを空振り三振に仕留めてピンチを切り抜けた。

 6回先頭で迎えた大谷の第4打席は3番手左腕ソトとの対戦。この打席はカウント3―1となったが、最後はシンカーにタイミングを外されて力ない中飛に終わった。

 8回無死一塁で迎えた第5打席は4番手右腕ボウマンに対し、カウント2―0から左方向へかち上げた大飛球はフェンス手前まで運んだが、もうひと伸び足りなかった。

 打線は先発野手6人がマルチ安打をマークするなど、14安打で6得点。しかし、前日まで2試合連続マルチ安打中だった大谷だけ蚊帳の外となってしまった。

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