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体操男子リオ団体金の加藤凌平、現役引退を電撃発表「3年前から…」 今後は趣味のゴルフの仕事に前向き

スポニチアネックス / 2024年8月30日 15時56分

加藤凌平

 16年リオデジャネイロ五輪の団体総合金メダルメンバー・加藤凌平(30)が30日、自身のSNSを通じ、現役引退を発表した。

 「突然の報告となりますが、加藤凌平は選手生活を終える決断をしました」とSNSで報告した加藤。「9歳から体操を始め、夢であったオリンピック金メダルを獲得できて幸せな競技生活でした。これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。

 引退の理由については「リオオリンピック後の競技に対するモチベーションの低下、コンディションの維持が難しくなったことがあります」と説明。「実は、3年前から引退を考えていたのですが最後は団体戦で終わりたい、もう一度弟と同じチームで戦いたいという思いで選手生活を続けていました。しかし、チームを組むには満たない人数での活動が続き、今後も新たな選手が加わる見通しがつかないため今回の決断に至りました」と思いを打ち明けた。

 続けて「でもそれだけではありません。成績が上がらない中でも変わらぬサポートをしてくださった皆様や応援してくださった皆様がいたからこそ続けられたと断言できます。本当に本当にありがとうございました」とファンへの感謝を吐露。「今後の活動については、世代を問わず体操の指導についたり、イベントや演技会、メディア出演などで体操の普及、スポーツの振興に携わっていければと思います」とした。

 さらに「また最近は、趣味であるゴルフにおいてもお仕事をいただく機会があり、そちらの方にも力を入れていければと思います」と主張。「第二の人生、不安なことは多いですが頑張っていきます。これからも温かい応援よろしくお願い致します!」と前向きにつづった。

 ◇加藤 凌平(かとう・りょうへい)1993年9月9日生まれ、静岡県出身。ロンドン五輪男子体操コーチの加藤裕之は実父。2012年に初めて男子体操日本代表に選出され、2012年ロンドン五輪団体総合で銀メダルに貢献。リオ五輪では団体総合決勝ではつり輪以外のすべてで演技し、金メダルに貢献した。

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