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【パリ・パラリンピック】唐沢剣也、世界記録上回るも2大会連続の銀「ちょっと残念」陸上男子5000M

スポニチアネックス / 2024年8月30日 17時27分

 ◇パリ・パラリンピック第3日 陸上(2024年8月30日 フランス競技場)

 陸上の男子5000メートル(視覚障害T11)で唐沢剣也(30=SUBARU)がアジア記録となる14分51秒48をマークし、21年東京大会に続く2大会連続の銀メダルを獲得した。今大会の日本勢のメダルは競泳男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)を制した鈴木孝幸(37=ゴールドウイン)に続いて2個目。ジュリオセザール・アグリピノ・ドスサントス(33=ブラジル)が世界新記録の14分48秒85で優勝し、東京大会の銅メダリストで4大会連続出場の和田伸也(47=長瀬産業)は15分16秒41で4位だった。

 序盤に接触があった唐沢はハイペースの中、アグリピノ・ドスサントスの背後から2番手につけてレースを進めた。残り2000メートルを切ってガイドランナーを交代し、懸命に追走。世界記録を上回るタイムをマークしたものの最後まで背中をとらえることはできず、東京を超える「金」はつかめなかった。「銀メダルでちょっと残念だったが、全力は出し切った。最低、自己ベストは更新できたのでよかった」と振り返った。

 10歳のときに先天性網膜はく離のために失明した唐沢は、16年リオデジャネイロ・パラリンピックでの視覚障害選手の活躍に刺激を受けて競技を開始。他の選手の足音を聞いてリズムをまねるなどユニークな強化方法でタイムを伸ばし、2年後のアジアパラ競技大会の5000メートルで金メダルを獲得した。19年の世界選手権は銅メダル、21年には世界新記録をマークし、パラリンピック初出場となった同年の年東京大会では銀メダルに輝いた。

 昨年の世界選手権(フランス)では念願の金メダルを獲得。しかし、今年の世界選手権(神戸)では銅メダルにとどまり、優勝したエウツィン・ジャクエス(ブラジル)に世界記録も更新された。「ちょっと油断があった」と悔しがり、ガイドランナーとの連係を深めるとともにスタミナを強化して臨んでいた。

 ▼和田 4度目のパラリンピックで本当に力を全て出し切れたと思う。

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