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【パリ・パラリンピック】佐藤友祈は男子400Mで銀メダル 伊藤智也は銅メダル

スポニチアネックス / 2024年8月31日 2時26分

 ◇パリ・パラリンピック第3日 陸上(2024年8月30日 フランス競技場)

 陸上男子400メートル(車いすT52)で21年東京パラリンピック覇者の佐藤友祈(35=モリサワ)は56秒26で銀メダルだった。1500メートルも制した東京から2大会連続2冠を逃し、9月6日の同種目で金メダルを目指す。伊藤智也(61=バイエル薬品)は銅メダルを獲得した。

 レース後の佐藤は「悔しいです。金メダルが獲れなくて、非常に残念だなという気持ちです」と険しい表情で話した。

 午前中の予選1組でマクシム・カラバン(23=ベルギー)がパラリンピック新記録の54秒48を樹立した。雨が降り出した中、予選2組に臨んだ佐藤は全体2位の58秒04で決勝へ進出。「決勝ではカラバンに食らいつけるように頑張って、最後は金メダルを獲得して日本に持ち帰りたい」と闘志を燃やしたが、2連覇はならなかった。

 東京パラ以降は"燃え尽き症候群"のような状態に陥り、タイムが伸びなかった。だが、急激に台頭してきたカラバンに昨年の世界選手権(フランス)で敗れ、自身が持っていた400メートルの世界記録も更新されてスイッチが入った。昨秋からオランダ人コーチの指導を受けて走行姿勢を見直し、スタートダッシュにも力を入れた。今年5月の世界選手権(神戸)では再びカラバンの軍門に降ったものの、6月には6年ぶりの自己ベストとなる54秒54をマークした。

 21歳のときに脊髄炎が原因で車いす生活となり、左上肢にもまひが残った。引きこもりがちになったが、12年ロンドン・パラリンピックでの車いすランナーたちの活躍に刺激を受け、陸上にのめり込んだ。15年世界選手権で400メートル初優勝、16年リオデジャネイロ大会で2つの銀メダル、21年にプロ転向して東京大会2冠。絶望からトップに上り詰めた男は「やれることはやってきた。金メダルを獲得する」と決戦の舞台に上がっていた。

 また、選手団で最年長の61歳、伊藤はロンドン大会以来、12年ぶりのメダルに「うれしいです。走りはイマイチでしたけど、メダルに届いたのは良かった」と素直に喜んだ。

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