川合俊一氏 パリ五輪・準々決勝での大逆転負けを回顧「本気であの試合だけ勝ちに行くんだったら」
スポニチアネックス / 2024年8月31日 17時30分
日本バレーボール協会会長の川合俊一氏(61)が31日放送のニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)にゲスト出演。パリ五輪の男子バレー、日本対イタリアの準々決勝の逆転負けを振り返る場面があった。
パリ五輪で52年ぶりメダル獲得を狙うもベスト8で終わった男子バレー。準々決勝のイタリア戦は2―3(25―20、25―23、25―27、24―26、15―17)で逆転負け。1976年モントリオール大会以来48年ぶりの4強入りを逃した。2セット連取して迎えた第3セット、そして最終セットにもマッチポイントを握る場面があったが、あと1点届かず1次リーグを全体1位で通過した強敵に屈した。
熱心にテレビで観戦したというパーソナリティーの和田アキ子は「勝つと思ってたけどね」とポツリ。川合氏は「イタリア戦の最後、会場のムードがもう3点。24対21、会場はほとんど勝ったムードになってるんですよ。僕、友だちが行ってて、“いや~これは勝ったね”って。“いやいや、これはまずい”と。“会場が勝ったようなムードになっている”と。イタリアとか本当に強いから、ここから逆転される可能性があるのに、みんな勝ったムードになると、選手まで勝ったムードになっちゃうんですよ。それで逆転されて。1回勝ったと思ったのに、負けた瞬間は絶対、次のセットは取れないですから。それで、5セット目になった」と振り返った。
川合氏は「あれ、もしかしたら本気であの試合だけ勝ちに行くんだったら、1回勝ったと思った選手たち、もう落ち方が凄いから、出ている6人とベンチの6人入れ替えて、ベンチの人間で4セット目戦っても良かったかもしれない」と持論を展開した。
「4セット目取られても、5セット目にもう1回スタメン入れたほうがいいかもしれない。でも、その勇気は出ないですよ。4セット目も取りに行こうと思うのが当たり前だから。1回勝ったと思ったあとに逆転されると、そこから勝つのは相当難しい。バレーはよく1、2(セット)取るけど、3、4、5(セット)取られることがあるんですよ。それは3セット目で勝ったと思っちゃって」と話した。
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