浦和6戦ぶり勝利ならず 池田伸康暫定監督“初陣” MF関根貴大の今季初得点で先制も2―2ドロー

＜町田・浦和＞ドローに終わった浦和イレブン（撮影・西海健太郎）

　◇明治安田J1リーグ第29節　浦和2―2町田（2024年8月31日　国立競技場）

　各地で行われ、浦和は敵地で町田と対戦し2―2で引き分け。6試合ぶりの勝ち点3を逃した。

　27日に今季就任したペアマティアス・ヘグモ監督の解任が発表された。マチェイ・スコルジャ新監督の手続きが完了するまで指揮を執る池田伸康暫定監督としては初の公式戦となった。MF小泉佳穂が4月の柏戦以来のスタメンでJ1通算100試合出場を達成。DF石原広教はJ1通算150試合出場を果たした。

　試合は前半22分、FWブライアン・リンセンがドリブルからシュートを放つも、ゴールとはならず。同30分には相手のヘディングシュートを主将のGK西川周作がセーブした。試合が動いたのは同37分。フリーキックを獲得し、MF大久保智明が蹴ったボールにMF関根貴大が反応した。右足を振り抜き、先制ゴール。17日の鹿島戦ではゲームキャプテンを務めた男が今季初得点を挙げた。その後は得点を奪えず、前半を1―0で折り返した。

　後半は、いきなり主導権を奪われた。後半4分にクロスから隙を突かれて失点し、同点に追いつかれた。その後、FWチアゴ・サンタナが得点するも、再び追いつかれた。池田暫定監督は「町田戦で何が何でも勝つ。とにかく町田戦で何が何でも勝ち点3をもぎとるところが僕の一番の狙い」と語っていたが、再始動の勝利とはならなかった。