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広島・大瀬良で再奪首 マエケンに並んだ超えた“エースの証” マツダ通算45勝&投球回数683回1/3

スポニチアネックス / 2024年9月1日 5時47分

<広・ヤ>7回、真っ赤に染まったスタンドを背に力投する大瀬良(撮影・長嶋 久樹)

 ◇セ・リーグ 広島7―0ヤクルト(2024年8月31日 マツダ)

 マエケンに並び、マエケンを超えた。広島・大瀬良大地投手(33)が31日のヤクルト戦で7回を1安打零封して今季6勝目。マツダスタジアムでの勝利数を45勝として最多の前田健太(現タイガース)に並び、投球回数では同683回1/3で単独トップに立った。打線も菊池、矢野の初アベック弾などで大量7点を援護し、本拠地でのヤクルト戦は無傷の8連勝。巨人が敗れたため、28日以来、わずか中2日で首位に返り咲いた。

 投打に活躍し、阪神戦でプロ初勝利を挙げた14年4月16日から足かけ11年。中継ぎでの2勝を含めて前田健と最多で並ぶマツダスタジアム通算45勝目を飾り、通算投球回数も前田健の683回を超える683回1/3とした大瀬良は素直に喜んだ。

 「先輩たちが残してきたものは追いかけていくものだと思う。そういう意味では良かった。うれしいです」

 初回、先頭・長岡に最初で最後の安打を右前に運ばれた。4番・村上には2死から四球。球数が2回で48球を数えても円熟の域にある右腕は「こういう試合は結構ある。高さを修正すればゲームはつくれるかな…みたいな」と全く動じなかった。

 制球を修正すると、凡打の山。宝刀カットボール以外にもフォークやカーブ、チェンジアップを巧みに操り、ツバメ打線に的を絞らせない。6回2死では先輩右腕に伝授され「握りは一緒。投げ方は僕には難しいので改良した」シュートでサンタナを左飛に斬った。

 「最近はあまり(前田健と連絡を)取れていないけど、言っておきます。並びましたよ…と。久々に勝ち(日本時間29日のエンゼルス戦で3勝目)が付いて刺激をもらったので、僕も刺激を与えられるように頑張ります」

 3日ぶりの再奪首に貢献する7回零封、被安打“スミ1”の快投に大瀬良は声を弾ませる。三塁を踏ませず今季6勝目を挙げた右腕を、新井監督も「言うことない。序盤は球数が多く、どうかなと思ったけど、修正しながら素晴らしい投球だった」と絶賛した。

 0・5ゲーム差の2位・巨人との首位争いは佳境。雌雄を決する9月戦線に入り、次回は今季初の中5日で6日の中日戦に向かう。7回を投げ終えたベンチで新井監督から「次は中5日で行ってもらう。点を取られていないけど、だから今日はもう代わるぞ」と耳打ちされたエースは、言葉に力を込める。

 「やっときたか…という気持ち。ここまで(登板間隔を)あけて投げさせてもらったりもしたので、ここからは身を粉にして、できる限りのことを精いっぱいやってチームの勝ちにつなげたい。意気に感じて頑張りたい」

 残り29試合。16~18年の3連覇に貢献し、リーグトップの防御率1・31を誇る円熟右腕がセ界制覇に向かって先頭で腕を振る。(江尾 卓也)

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