急上昇はテイラー・スウィフト効果？ポストシーズンの可能性が見えてきたカブスの進撃の原動力は…

カブスのクレイグ・カウンセル監督（AP）

　カブスが8月31日（日本時間9月1日）のナショナルズ戦に5－3で勝利を収め、8月16日以降の14試合で11勝を記録した。ポストシーズン進出は不可能と思われいたが、ワイルドカード3位のブレーブスに4・5ゲーム差となり、残り1カ月で逆転の可能性が出てきた。

　シーズン終盤に入り、ハイペースで白星を積み重ねるカブス。シカゴの地元メディアの取材にクレイグ・カウンセル監督は「ここ最近、ちょっとした連勝を続けています。テイラー・スウィフトに感謝しましょう」とユーモアたっぷりに米国を代表する歌姫の名前を挙げている。

　数週間前、カウンセル監督は「テイラー・スウィフトの香りがする」とラベルが貼られたキャンドル（ロウソク）を贈り物として受け取った。それはシカゴに拠点を置く「キャンドル・ベイブス」という会社が作った21ドルの商品で、50時間燃え続け、他にもビバリーヒルズ、サボテンの花といったさまざまな香りがある。

　カウンセル監督とクラブハウスマネージャーのダニー・ミューラーは、16日の試合前から、監督室でそれに火を灯し始めた。それと同時にチームが勝ち始めた。2人は勝利するたびに、そのキャンドルのラベルに印をつけている。スウィフトの魔法は威力絶大。28日のパイレーツ戦では7点差で負けていたにも関わらず、7回からの3イニングで11点を挙げ、大逆転に成功している。