【パリ・パラリンピック】トライアスロン全種目が2日に延期 雨でセーヌ川の水質が悪化

パリ五輪の女子トライアスロン

　パリ・パラリンピックの大会組織委員会は1日、セーヌ川の水質を懸念して、同日に予定されていたトライアスロン競技を2日へ延期すると発表した。

　当初の大会計画では、トライアスロンは1、2日の2日間で実施予定だったが、水質汚染を理由に1日だけで全11種目を行う日程に変更されていた。しかし、組織委は「最新の分析の結果、ここ2日間の大雨の影響でセーヌ川の水質が悪化していることが明らかになった」と発表。世界トライアスロンなどと協議した結果、一日延期を決めたという。

　セーヌ川の水質問題はパリ五輪でもトライアスロンとオープンウオーターで競技に影響をおよぼした。雨による水質悪化で複数の公式練習が中止となり、競技日程も変更された。競技に出場した選手の中には体調を崩す者も現れた。