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堀内孝雄&武田鉄矢 24時間テレビで「サライ」生熱唱 昨年10月死去の谷村新司さん偲ぶ

スポニチアネックス / 2024年9月1日 15時34分

「サライ」を歌う堀内孝雄(左)と武田鉄矢(日本テレビ提供)

 歌手の堀内孝雄(74)と俳優の武田鉄矢(75)が日本テレビ系「24時間テレビ47」(31日後6・30~1日後8・54)に生出演。東京・両国国技館で、昨年10月に74歳で他界した谷村新司さんを偲び、名曲「サライ」を歌唱した。

 堀内は1971年に谷村さん、矢沢透と共にフォークグループ「アリス」を結成。「冬の稲妻」「チャンピオン」などのヒット曲で人気を博した。その後、ソロ活動でもヒット曲を連発した。

 2人は企画「サライの生みの親 谷村新司さんが音楽で伝えたかった想い」に登場。

 堀内は「いろんな想いをたくさん我々に残してくれた」と語り、若い時から親交の深い武田は「26歳のころ、生活が苦しかった時に“うちの事務所にこないか”と誘ってもらった。社長にかけあって初任給の値段まで交渉してくれた」と感謝の思いを口にした。

 谷村さんは、長年音楽を通してチャリティー活動に熱心に取り組んできた。1995年、阪神大震災発生時にはアリス発足の地である神戸で復興ライブを決行。集めたお金で被災地の子供たちにギター500本を贈ったことも話題になった。また、2011年東日本大震災の折にも、雨が降る中でもトラックをステージに歌い続けた。

 「サライ」は、1992年の24時間テレビで視聴者から集まった歌詞を集めて曲を完成させる、という企画の中で生まれた。番組には9000通もの歌詞が届き、無謀な挑戦とも思われたが、歌を共作した憧れの人、加山雄三への想いを胸に曲を作り上げた。

 タイトルの「サライ」はペルシャ語で、砂漠で出てくるオアシスや宿を指す。「故郷(ふるさと)」のイメージを重ねて作ったといい、番組のエンディングで出演者全員の合唱により視聴者に届けられた。その後、32年間歌い継がれている。

 堀内と武田は、集まった歴代チャリティマラソンランナーたちも迎えて「サライ」を熱唱。歌い終えた堀内はモニターに映された谷村さんに向かって「みんな、拍手!ありがとうチンペイ(谷村さんの愛称)」と呼びかけ、万雷の拍手でステージを締めくくった。

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