「24時間テレビ」一般募金の今後を水卜アナが説明 総額は10月に公表「きちんとお伝えさせていただく」

日本テレビ・水卜麻美アナウンサー

　日本テレビ系「24時間テレビ47」（31日後6・30～1日後8・54）が2日間の放送を終えた。

　「24時間テレビ」を巡っては、昨年11月、系列局の日本海テレビジョン放送（鳥取市）の男性が2014年以降、寄付金の計約1118万円を着服していたと同局が発表した。同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたとし、この男性を懲戒解雇。鳥取警察署に被害届を提出していた。

　番組オープニングでは総合司会を務めるお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也、元日本テレビで現在フリーアナの羽鳥慎一、日本テレビの水卜麻美アナが登場し、笑顔であいさつ。しかし着服問題への説明はないまま番組がスタートし、SNSでは疑問の声が続出していた。

　「全国の児童養護施設に募金マラソン」に挑戦したお笑いタレント・やす子は80キロ超を完走。東京・両国国技館でゴールした。従来の募金とは別に設定された「マラソン児童養護施設募金」の募金額は4億3801万4800円に達した。昨年の募金総額は8億4805万9341円。約半分を一人で集めたことになった。

　金額聞いたやす子は「えー！うわ！すご！4億？」と驚き。羽鳥アナが「お預かりした募金は全額、児童養護施設のために使わせていただきます。全国610カ所の児童養護施設に必要なものを聞いたアンケ―ト結果に沿って、年末から来年4月にかけてお届けする予定です」と説明。

　また、水卜アナが「従来の募金、福祉・環境・災害復興などのために使われる一般募金へのご参加も本当にありがとうございました。こちらは全国各地での対面募金など多岐にわたる募金の集計が必要なため、皆様からお預かりした寄付金総額は来月10月にきちんとお伝えさせていただきます」と説明。

　「そして寄付金をどのような形で必要な方々に届けていくか、責任を持って皆様にお伝えしたいと思います。ありがとうございました」と述べた。