INAC神戸が今季初公式戦で初勝利 ジャマイカ代表・サンプソンが移籍後初ゴール

　◇2024―25　WEリーグクラシエカップ　A組第1節　INAC神戸2―0C大阪ヤンマー（2024年9月1日　ヨドコウ桜）

　31日の2試合で開幕したWEリーグクラシエカップは1日、各地で3試合が行われた。昨季リーグ2位のINAC神戸はアウェーでC大阪ヤンマーと今季公式戦初戦を戦い、2―0で勝利。千葉から完全移籍で加入したジャマイカ代表のヴィアン・サンプソン（28）が1―0の後半26分、右コーナーキックからのセットプレーで、高身長を生かして頭で押し込み、移籍後初ゴールを挙げた。

　「キッカーからいいボールが来ることは分かっていた。ボールに向かって、いつも力強く走ることを意識していたので、それがゴールにつながったかな」

　後半開始と同時に途中出場。ファーからニアへ飛び込んで、ファーへ頭で流すお手本のようなヘディングシュートを決めた。1メートル73の高身長とフィジカルで、セットプレーでは無類の強さを誇る。登録はDFだが、この日はボランチで出場。存在感を発揮した。

　チームに馴染むのも早く、日本語もめきめき上達。「千葉と神戸は同じポートタウン（港町）で似ている」と、環境の変化も楽しんでいる。最後は流ちょうな日本語で「ありがとうございます。お疲れ様です」と屈託のない笑みを浮かべた。