神戸医療未来大・牟田 噂の154キロ右腕が秋季L初登板 6球団スカウト眼前で148キロマーク

＜神戸医療未来大・大阪観光大＞8回、2番手で登板した神戸医療未来大・牟田（撮影・中辻　颯太）

　◇近畿学生野球リーグ第1節第1日　神戸医療未来大11ー3大阪観光大（2024年9月1日　大阪信用金庫シティ）

　秋季リーグが開幕し、神戸医療未来大は大阪観光大を8回コールドで制して先勝した。

　11―1の8回からは、プロ注目の最速154キロ右腕・牟田稔啓（4年）が昨秋以来の公式戦登板を果たした。先頭打者からの2者連続四球と右越え適時二塁打を許して打者3人で交代。「いい感覚で投げられたけど、自分の力以上のものを出そうとしてしまった」と力みから手元が乱れた。

　昨秋は下半身のコンディション不良で登板1試合、1部に昇格した今春は右肘痛で未登板だった。実績こそ乏しいものの評判が広まり、1部初登板にソフトバンクなどNPB6球団のスカウトが視察した。

　スカウトのスピードガンでは最速148キロを計測。「プロを目指してやってきた」と今秋にプロ志望届を提出する意向を示した。　（河合　洋介）

　◇牟田　稔啓（むた・じんけい）2002年（平14）6月26日生まれ、福岡県古賀市出身の22歳。小4から青柳シリウスで野球を始めて外野手。中学では九州古賀ボーイズに所属。香椎では2年夏から背番号17でベンチ入りし、2年秋から背番号7。神戸医療未来大では2年春にリーグ戦初登板。50メートル走6秒7。1メートル80、82キロ。右投げ右打ち。