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巨人・阿部監督 4者連続バントで「大きな一勝」もぎ取る 降雨コールド見越し執念采配 門脇には反省促す

スポニチアネックス / 2024年9月2日 5時32分

<神・巨>7回無死一、三塁、小林の三前へのバントが野選を誘って巨人が加点(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 巨人3―1阪神(2024年9月1日 甲子園)

 バント攻めで決勝点をもぎとった。4者連続でバントを仕掛けて接戦を制した巨人の阿部監督は「大きな一勝」と息をついた。

 雨脚が強くなった1―1の7回無死一塁だった。吉川が初球をセーフティーバント。三塁線に転がして悪送球を誘い一、三塁と好機を広げた。続く門脇は1ボールからセーフティースクイズ、スクイズを連続で試みるも2度ともファウル。強攻策に切り替え決勝の中前適時打を放った。小林は初球を三塁線へセーフティースクイズして成功。菅野はスリーバントに失敗したが、降雨コールドも見越して1点でも多く取るという意志の表れだった。

 指揮官は門脇について「結果オーライ。ああいう作戦は今後増えていく。練習してほしい」と反省を促した。し烈な首位争いの中、一つのミスが命取り。守備で2失策もあった門脇は「(決勝打は)必死。必死どころじゃない」と笑顔はなかった。(青森 正宣)

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