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阪神・大山 初回に菅野撃ち先制打「ここまで来たら結果が大事」 悔し敗戦も“9月男”が反攻の使者に

スポニチアネックス / 2024年9月2日 5時17分

<神・巨>4回無死、右前打を放つ阪神・大山(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神1ー3巨人(2024年9月1日 甲子園)

 チームが雨に泣いた試合後、悔しさをにじませながら阪神・大山はクラブハウスへと続く階段を上がった。「試合は勝つか負けるか。ここまで来たら結果が大事だと思う」。宿敵・巨人に痛恨の逆転負け。それでも、4番の仕事は打って走者を還すこと――。胸に秘めるその使命を、バットで体現した。

 「とにかく先制点を取りたいという気持ちを持って打席に入った。初回からいい流れを作ることができてよかった」

 1死から2番・中野が中前打、続く森下の遊ゴロ失策で得た初回一、二塁の先制機。2ボールから相手先発・菅野の外角直球を右前に運んだ。二走・中野を悠々と生還させ、相手のミスを得点につなげた。試合前時点で得点圏打率リーグ2位の・346の勝負強さを誇示し、これで「4番」に戻った8月28日のDeNA戦から3試合で2度目の先制打。頼れる猛虎の主砲が、満員の聖地を沸かせた。

 同点に追いつかれた直後の4回無死からの第2打席は、1ストライクから再び右前へはじき返した。難敵攻略のお手本のような右方向への打球を連発し、菅野からの2安打は19年5月15日以来3度目。6年連続となるシーズン100安打まで、残り「2」とした。

 昨季、9月打率は・259ながら、4本塁打、13打点とチーム18年ぶりのリーグ優勝をけん引した。プロ通算でも9月は、28本塁打、99打点で月別最高だ。9月は黒星スタートも、シーズン終盤になればなるほど成績の上がる「4番・大山」がいることは、チームにとって何よりも心強い。

 下を向いている暇はない。「次の試合に向けてしっかり準備したい」。得点圏打率・352でリーグトップに浮上。逆転Vへ向けて、ファイティングポーズは崩さない。(石崎 祥平)

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