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アストロズ・菊池雄星 日本人左腕最多39勝 西武時代の「恩師」石井一久に並んだ

スポニチアネックス / 2024年9月2日 1時31分

7回1失点で7勝目を挙げた菊池(AP)

 ◇ア・リーグ アストロズ5―2ロイヤルズ(2024年8月31日 ヒューストン)

 アストロズ・菊池は圧巻の投球で今季7勝目を挙げてメジャー通算39勝となり、日本左腕ではドジャースなどで活躍した石井一久の最多に並んだ。西武でともにプレーした間柄で「カズさんは一番目標にしていた選手で僕の恩師。今年の目標の一つだった」とひそかに目指していた数字だと明かした。

 ブルージェイズからの移籍後では最長となる7回を5安打1失点で、最多となる12奪三振。無四球と安定感もあり、ジョー・イスパーダ監督は開口一番「全ての球種が良かった。両サイドをうまく使った。俺の仕事を楽にしてくれる」と手放しで褒めた。

 特に外角の直球が光った。菊池のリリースポイントは低く「データ(分析)の人たちから一瞬ストライクに見えて、浮き上がっていく感じになると言われている」という。狙い通りボールゾーンに伸び上がる球で何度も空振りを奪って優位に立ち武器とするスライダーやカーブがより効果を発揮した。

 これで7月末の加入後は、6試合で3勝0敗、防御率2・57。先発した全試合でチームは勝利している。新天地で新たなスタッフの見方や意見を投球に積極的に取り入れ、33歳を迎えた今でも幅を広げ、進化の歩みを止めようとしない。

 チームは4連勝を飾り、4年連続地区優勝へのマジックを2減らし「22」とした。チームは先発6人制を敷くが、菊池は中5日を守り優先的に起用されている。17、22年世界一の強豪の、大きな推進力になっている。

 ▼石井一久氏(現楽天シニアディレクター)初めて会ったのは雄星が18歳の時で、その時は話すのが上手ではなかったけど、彼も33歳になり、後付けでも僕を持ち上げられるようになったんですね(笑い)。今年1月にハワイで会った時に体が凄く大きくなっていた。でもシーズンに入ると無駄なところをそぎ落としてシェイプされていたので、それが球の切れに出ている。昔から研究熱心で、体に関する知識も持っている。30歳を過ぎても年々、球の質は上がっているので、もっと勝ち星を積み上げてほしい。

 《メジャーの“先輩”大谷抜いた》菊池の通算39勝は日本投手歴代10位タイで、左腕では石井一久に並び最多。花巻東(岩手)の後輩で、メジャーには1年早く渡った大谷は同38勝で今季は右肘手術で登板がなく、通算勝利数で1勝追い抜いた。菊池は今季177三振とし、ア・リーグ4位。トップはタイガース・スクバルの201奪三振。

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