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阪神 守備の「急所」佐藤輝を狙われる形でピンチを広げ…喫した2失点が敗戦に直結

スポニチアネックス / 2024年9月2日 5時17分

<神・巨> 7回、失策を犯し肩を落とす阪神・佐藤輝(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神1ー3巨人(2024年9月1日 甲子園)

 阪神は1日、巨人戦(甲子園)に1―3で敗れ、首位・広島とは今季最大5・5ゲーム差に広がった。同点の7回に再三、三塁手・佐藤輝明内野手(25)に打球が飛ぶなど“急所”を突かれる形でピンチを広げて喫した2失点が敗戦に直結。7回終了後、降雨コールドも重なり岡田彰布監督(66)も囲み取材を行わず怒りの言葉を吐き捨てた。チームは甲子園での連勝が8で止まり、吉兆日だった9月1日は13年以来、11年ぶりの黒星。2リーグ制初の連覇を狙う猛虎が激痛に襲われた。

 試合後、岡田監督は本来なら囲み取材を行うベンチ裏の部屋を通過し“取材拒否”の姿勢のまま、クラブハウスへの道を急いだ。試合内容を問う質問には、「しゃべる気にもならんわ!」とピシャリ。激痛の一敗であることは明らかだった。

 初回に幸先よく先制した。4回に同点に追いつかれるも先発・西勇の粘投で得意の接戦に持ち込んでいた。だが、勝利への道筋が暗転したのは7回。ちょうど試合途中から振り出した雨も強まっていた。

 先頭・大城卓の放った三遊間のゴロに佐藤輝が追いつくもグラブをはじかれた一打は左前へ。続く吉川のバントも三塁へ転がった。打球を処理しながらも一塁への送球が打者走者の右足に当たる両リーグワースト今季21個目の失策で無死一、三塁とピンチは拡大。続く門脇には前進守備の二遊間を抜ける勝ち越しの中前適時打を浴びた。なおも一、三塁から小林は三塁へのセーフティースクイズを敢行。必死のグラブトスも間に合わず追加点を献上した。

 “急所”を突かれた。4球目を適時打した門脇も2、3球目は三塁へのセーフティースクイズ(結果はファウル)。狙われた背番号8も「しっかり投げたかったです。(雨の影響は)言い訳にできないので。しっかり練習したい」と言葉を絞り出した。

 対照的に7回裏の攻撃は1死から島田が左前打で出塁も近本が三ゴロ併殺。8回表に入る前に試合は中断となり、そのまま降雨コールドで敗れた。

 後味の悪い一敗に指揮官の怒りはピーク。「消化試合ちゃうねんから。台風の雨やろ?3試合中止してるとこもあるのにお前」と試合途中に雨脚が強くなる予報があった中で9回まで行えなかった消化不良を嘆いた。試合前には報道陣との雑談でこの試合が中止になった場合「24日に入るんやろ。(巨人が12連戦になり)ええやんか」とも話していた。

 チームは甲子園での連勝が8でストップし、指揮官が勝負と位置づけている9月も吉兆日だった9月1日は11年ぶりの黒星。何より、首位・広島とのゲーム差が今季最大の5・5まで広がってしまった。“アレンパ”の景色もかすみ始める危機的状況。とにかく目の前の1勝で打開していくしかない。(遠藤 礼)

 ○…阪神の甲子園での敗戦は7月20日の広島戦以来。翌21日からの本拠地連勝は8でストップ。17年から7年連続勝利の強運日「9月1日」も13年以来11年ぶりの敗戦。日曜日の主催試合連勝は5で止まった。首位広島とは今季最大の5.5ゲーム差。2位チームにも5ゲーム離されるのは、巨人との8月28日以来4日ぶり。

 ○…NPB(日本プロ野球機構)は8月26日、両リーグの試合日程について各リーグのアグリーメント(合意事項)により8月27日の試合から連盟管理節/連盟特別管理試合となることを発表。これにより、試合を開催するかどうかの決定、試合開始予定時刻の変更などは主催球団ではなく連盟が決めることになっている。

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