松山英樹は通算16アンダーの9位でシーズンを終える 世界ランク1位のシェフラーが年間王者に輝く

松山英樹（AP）

　◇米男子ゴルフツアー　ツアー選手権最終日（2024年9月1日　ジョージア州　イーストレークGC＝7490ヤード、パー71）

　年間王者を決めるプレーオフシリーズ最終戦の最終ラウンドが行われ、9位から出た松山英樹（32＝LEXUS）は7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で回り、通算16アンダーの9位で終えた。年間王者戴冠は来季以降にお預けとなった。

　世界ランク1位のスコッティ・シェフラー（28＝米国）が67で回り、通算30アンダーで初の年間王者に輝き、ボーナス2500万ドル（約36億5000万円）を獲得した。今季7勝目、ツアー通算13勝目。今季はここまでマスターズ優勝をはじめ6勝を挙げ、年間ポイントランク1位で今大会を迎えた。ハンデである10アンダーからスタートし、一度も首位を譲らぬ完全Vという貫禄の勝利。28歳がパリ五輪での金メダル獲得に、ツアーNo.1という新たな称号を加えた。

　通算26アンダーの2位はコリン・モリカワ（27＝米国）、同24アンダーの3位にはサヒス・ティーガラ（26＝米国）が続いた。ポイントランク上位30人のみが出場できる今大会は、同ランクの順位をスタート時のスコアに反映させるハンディキャップ制で行われた。

　▽プレーオフシリーズ　07年から始まった年間王者を決める戦い。レギュラーシーズンのフェデックスカップ・ポイントのランキングで上位70人が出場。3試合で構成され、第2戦のBMW選手権（優勝賞金400万ドル）は同50人、最終戦のツアー選手権は30人と人数が絞られていく。最終戦は1位10アンダー、2位8アンダーなどポイントランクに応じたハンディキャップ制。優勝者が年間王者となり、2500万ドル（約37億円）のビッグボーナス、5年のシードなどが付与される。初代王者はタイガー・ウッズ（米国）で、最多はロリー・マキロイ（英国）の3回。