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DeNA守護神・森原、悪夢払拭なるか? 3日からの広島3連戦は第3の球種で勝負!

スポニチアネックス / 2024年9月2日 8時2分

DeNA・森原

 DeNAで守護神を務める森原康平投手(32)はサインに首を2度振った。8月28日に横浜スタジアムで行われた阪神戦。3―2の9回無死。先頭打者の代打・糸原に対する2ボールから、3球目を投げる前だ。

 2球続けたフォークは見送られた。直後に首を振れば、主にフォークと直球の2球種で勝負する右腕とあり、予想は直球。もしくは、打者をけん制しての再度のフォークだ。だが選択されたのは外角高めのスライダーだった。ストライクを奪った森原は振り返る。

 「(捕手の山本)祐大も“えっ?”という感じだった。後で祐大と話したときも“あの一球には、驚いた”と言っていました。糸原選手の表情もそうだった。あの球で阪神側にも戸惑いが生まれたのではないか」

 一方の山本は「3ボールになるかもしれないのに“スライダー”を選んだ森原さんは凄い」と先輩を称える。結局、7球目のフォークで一ゴロに倒れた。

 2死からの代打・渡辺にも3球中2球がスライダー。打者3人を19球で料理した内訳は、直球7、フォーク9、スライダー3。阪神打線は「第3の球種」に混乱した。

 8月14日の広島戦(マツダスタジアム)。3―1の9回に登板した森原は、1死一、二塁から、菊池に149キロの直球を左翼席に運ばれた。サヨナラ3ラン。チームが受けたダメージは大きかった。

 試合後、森原は「(被弾球は)微妙な制球ミスでも悪い球ではなかった。ミーティングはしているが、僕ももっと備えないと」と言った。9回の12球の内訳は、直球6、フォーク6だった。

 現在、森原は自己最多の23セーブ。DeNA移籍後は昨季の46試合が最多だが、現時点で46試合に登板している。未知のセーブ数を積み上げ、未知の登板数にも挑戦している状況。笑顔が似合う守護神も、裏では必死に悩み、もがいている。

 会えばいつも「投げたい、投げたい」と声を弾ませる男。とはいえCS進出をかけたシーズン終盤へ向け、自身が“進化しないと”という自覚もある。3日からは「リベンジマッチ」となる広島3連戦。第3の球種「スライダ―」が、どんな結果を生むのか。見届けたい。(記者コラム・大木 穂高)

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