1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「虎に翼」原爆裁判 雲野先生が無念の急逝「まさか」「おにぎりが大好き」ネット悲痛…竹中記者が傍聴に

スポニチアネックス / 2024年9月2日 8時16分

連続テレビ小説「虎に翼」第111話。雲野六郎(塚地武雅・手前)が突然倒れ…(C)NHK

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は2日、第111話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第111話は、猪爪直明(三山凌輝)と猪爪玲美(菊池和澄)の間に子どもが産まれ、猪爪家はさらに賑やかに。佐田寅子(伊藤沙莉)は星百合(余貴美子)の様子がおかしいことに気づく。1959年(昭和34年)11月、「原爆裁判」は約4年間、27回にも及ぶ準備手続を終える。雲野六郎(塚地武雅)は口頭弁論に向け、気合を入れ直し…という展開。

 原爆裁判の準備手続を終え、汐見圭(平埜生成)は寅子と漆間昭(井上拓哉)に「日本にもアメリカにも賠償責任があることを、法的に立証するのは難しいと思う。国は早期の結審を求めてくるでしょう。でも我々は法の下、法廷の場で、すべての論点について議論を尽くしましょう」と語った。

 第1回口頭弁論の期日が1960年(昭和35年)2月8日に決まったと、雲野は山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)に報告。傍聴をお願いした。岩居(趙〓和)は過労のため倒れたという。

 「まだまだ働かねば。損害賠償の訴えが認められれば、国に賠償を求める人間が何万、いや何十万と現れる。政府は何としても、その事態を阻止しようとするに違いない。それでもやらねばならん。決して風化させないためにも、今動かなければ」

 竹原梅子(平岩紙)がおにぎりの差し入れ。「梅子さん、いつもありがとう。私はおにぎりが大好きなんだ」と手にしたところ、突然、後ろ向きに倒れた。

 轟は寅子に電話し、雲野の訃報を報告。よねは「おまえは来るな。葬儀にも、ここにも」「原爆の裁判、おまえ、関わっているんだろう。私たちも手伝うことになった。判決に難癖つけられたくないだろう」。寅子は了承し「お花だけ、送らせてもらうわね。私の分まで手を合わせてきて」と伝えた。

 よねと轟は広島と長崎を訪れたと明かし「一体彼らは、いつまで耐え続けなければいけないんだ」「やっと裁判が開かれるところまで来たんです。あなただって、本当は雲野先生の遺志を、こんなところで途絶えさせたくないはずだ」「やりましょうよ」と岩居の背中を押した。

 1960年(昭和35年)1月、日米安保条約の改定が行われ、日米の協力体制が強化された。

 同年2月、原爆裁判の第1回口頭弁論。寅子とよねは同じ法廷に。準備手続の結果陳述の前に、岩居は再度、訴状の骨子を陳述した。

 「提訴から既に5年、救いの手を待つ彼らを、あまりにも待たせすぎたことは極めて残念です。昭和20年8月、広島・長崎への原爆投下により、原告やその家族、多くの広島市民・長崎市民が被害に遭われました。民間人を無差別に殺害し、苦痛を与えた原爆投下は、人道に反する国際法違反であり、米国は被爆者に対して損害賠償を支払う義務があります。しかし、政府は平和条約により、戦争によって生じた一切の損害賠償請求権を放棄している。これは国民の財産権を侵害したことに他ならない。政府は米国に代わり、これを保障するべきであります。以上の論理の下、損害賠償を求めます」

 法廷に姿を現したのは、竹中次郎(高橋努)だった。

 SNS上には「えっ、帰らぬ人に?」「雲野先生…ウソでしょ」「おにぎりが大好きなんだ。これが雲野弁護士の最期の言葉になろうとは」「裸の大将オマージュでお亡くなりに」「おにぎり大好きオマージュからの、まさかの急なお別れ」などの声。視聴者は驚きと悲しみに包まれた。

 雲野役のドランクドラゴン・塚地はフジテレビ「裸の大将」シリーズ(07~09年)で主人公・山下清役を演じた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください