井上尚弥、ドヘニーともに計量一発パス 尚弥は相手の当日増量警戒「だいぶ水抜いたな」
スポニチアネックス / 2024年9月2日 13時5分
◇4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>元IBF同級王者 TJ・ドヘニー(アイルランド)(2024年9月3日 東京・有明アリーナ)
プロボクシング・ダブル世界戦の公式計量が2日、横浜市内のホテルで行われた。世界スーパーバンタム級4団体統一王座の防衛戦に臨む王者・井上尚弥(31=大橋)はリミットの55.3キロで、挑戦者の元IBF同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)は200グラム軽い55.1キロで、ともに一発パスした。計量後の写真撮影では井上は4本のベルトを持ち、ドヘニーは赤いキャップ姿。フェースオフは19秒で、最後は互いに笑顔で左右に分かれた。
海外ブックメーカーの勝敗予想オッズは井上勝利が1.01~1.02倍、ドヘニー勝利が13~21倍と井上が圧倒的に有利。決着ラウンド予想も4回が7倍、3回が7.5倍、5回が8倍と試合前半に人気が集まっている。
ただし、ドヘニーは前日計量から試合当日までに体重を大幅に増やすことで知られており、過去には一晩で12キロ以上増量したこともある。今回の防衛戦にはIBFのベルトも懸けられており、IBFには規定体重からの増量上限を約4.5キロとする当日計量ルールがあるが、統一戦のため実施されない。井上は過去最重量の相手と対戦することが濃厚だが、ドヘニーの印象を問われると「だいぶ水を抜いたな。だからこそのリカバリー(大幅な体重増加)になる」と警戒した。
レフェリーはWBOのベンス・コバックス氏(ハンガリー)、ジャッジはWBCのデビッド・サザーランド(米国)、WBAのロバート・ホイル(同)、IBFのパベル・カルディーニ(ポーランド)の3氏が務める。
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