今市隆二 ソロ初の日本武道館ライブに感慨 38歳バースデー、三代目メンバーがサプライズ祝福

ソロ初の日本武道館公演を行った今市隆二

　三代目J　SOUL　BROTHERSのボーカル・今市隆二が38歳の誕生日を迎えた2日、ソロで初となる日本武道館公演を開催した。同所のステージは2012年にグループで立って以来、12年ぶり。約1万人の観客を前に最新アルバム「R」の全収録曲を含む21曲を披露し、自身の誕生日に花を添えた。

　武道館を「ソロアーティストとしての一つの聖地」と表現し、これまで憧れの矢沢永吉（74）らの公演に足を運んできた。同所で歴代最多153回の公演を行ってきた矢沢のホームグラウンド。そのステージに1人で立てることに、公演前の取材時から「本当にうれしい」と感慨深い表情を浮かべた。

　オープニングでは炎やレーザー光線などの派手な演出の中、「R」のリード曲「RED」をパフォーマンス。トークでは「ソロで武道館に立てて、ありがたいことに誕生日にライブをやらせてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。高さ7メートル、横5メートルの巨大な「R」のオブジェが設置されたステージで、歌だけでなくダンスも披露。アンコールではサプライズでダンサーやファンからの祝福の映像が届いた。そして、NAOTO、小林直己、山下健二郎、岩田剛典の4人が誕生日ケーキを運んで登場し、今市は大喜びだった。

　この1年、精力的にソロ活動を行ってきた。10月6日には、その集大成となるソロ初の海外ライブを台湾で予定している。「ライブで自分を見せるよりも、一緒に旅をしてきたファンをねぎらうものにできたら」。支えてくれたファンへの恩返しの公演にするつもりだ。