楽天 円陣直後に打線奮起、5回一挙4点！ 5日からロッテと直接対決4連戦 今江監督「また一戦一戦」

＜楽・オ＞滝中を迎える今江監督（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　楽天5―2オリックス（2024年9月2日　楽天モバイル）

　楽天は1―2の5回に小郷の内野安打で同点とし、なお1死一、三塁から小深田のセーフティースクイズと辰己の2点三塁打で3点を勝ち越し。逆転勝ちで連敗を3で止め、勝率5割に復帰した。

　オリックス先発・高島を捉え切れず4回まで2安打。5回の攻撃前に川島打撃コーチを中心に円陣を組んだ。すると打線が奮起して5安打を集中して4得点。今江監督は「追いついて、またすぐ追い越されて、その後もちょっと重苦しい展開が続いて、ちょっとまた重たい空気があったんですけどね、あの回の前にバッティングコーチが円陣を組んでくれて勢いをつけてくれて、見事4点をとってくれて非常に良かったと思います」と振り返った。

　円陣でどんな声掛けをしたのかを聞かれると、「重苦しいんでみんな上向いてね、しっかり前向いて思い切って元気よくね、下向いてても仕方ないからっていう話をバッティングコーチがしてくれた」と川島打撃コーチの言葉を明かし、「それでみんなもまた、特に試合に出ているメンバーじゃなくてベンチにいるメンバーがそれをしっかり聞いて支えてくれて、本当に声出してくれてやってるんで、そこは非常に助かってますね」と一丸での勝利を強調した。

　5日からは2・5ゲーム差で追う3位ロッテと敵地で直接対決。大きなヤマ場となる4連戦に臨む。逆転でのCS進出へ、指揮官は「しっかりとまた一戦一戦やっていきたいと思います」と意気込んだ。